忙しい月の終わりです
シンちゃんの風邪に始まって トモちゃんの扁桃腺からの熱 私も移されてしまいました 自分の風邪を誤魔化しごまかし 年の瀬の仕事をかたずけていましたら ついに体が赤信号を出して来て 生まれて初めて中耳炎になってしまいました 微熱を我慢して夕飯の片づけを始めた途端に耳が「 キ~ン 」と 聞こえが悪くなってしまいました 最後の最後・・・トホホ・・・ 体力が落ちて来たなぁと感じることしきりの一年でした 毎年とても珍しいお客様が見えていたのですが 今年は珍しいお客様はありませんでした その代わりのように ご家族を亡くされて大分経つお方々がゆっくりご挨拶に見えてくださって 「 あれから13年ですねぇ 」なんて言いながら どの方も 亡くしたご主人の事や 娘さんの事 息子さんの事 奥さまの事を 思い出すともなくなぜか ポツポツとお話し下さいました お亡くなりになってから何年も経ったのに 奥さまに謝りたかった事があると仏さまの前で頭を下げる方やら 結婚して初めて東京に2人で出て来た時に見た 夜景を見ている彼女の横顔の事やら 誰にも話したことが無かった ご主人とケンカして前歯を折られた事やら 連れ合いを亡くされた方は みんな もう笑いながら 子どもを亡くされた方は やはり 言葉はなく 飲めば暴れたご主人に前歯を折られたことや そうなるしかなかった その生い立ちの事を 80歳になるまで人にずっと話さずにいた その方は 「 今までこんなこと話したこと無かったけど あ~~スッキリした! 」 そう言って 暗くなった道をポカポカしたお顔でお帰りになりました 上品に優しい姿の裏にもそんなことが刻まれていたとは・・・ 人の歴史は奥深い お子さんを亡くされた方は言葉が無くて それでも声にならない声を ただ感じるしか無いのですが その胸の内は10年前とは違うはずと思いつつ 今年もその背中を見送りました みんな 自分のご縁を受け止めて歩かないといけませんね みんな 嬉しいも 悲しいも いただいていかないといけませんね きのう 年賀状の写真を撮りました 「 独身の人に家族写真は残酷だよ 」という人もいらっしゃいましたが 私の友人の独身たちは 「 世の中での自分世代の位置が分かって有り難いから家族写真で送って! 」 と喜んでくれる子が多いので 毎年家族でご仏前で写ったものを送ります 7~8年前までは艶も形もゆで卵のようだったはずの自分の顔が 今年撮った写真は まるで2~3日経ったお供えのお鏡餅のよう・・・ 「 これを人に送らねばならぬとは 私にとって残酷なことになってきたわ 」 心は揺れつつも これから宛名を書こうと思います 報恩講の帰りに骨折なさったHさんの腕の手術の痕を きのう お寺にお参りなさった時に見せていただいて そっと 触れました 思いの外 細くて 白くて とても軽くて 急に心細くなって 涙が出そうになりました 来年も いっしょに泣いたり笑ったりお付き合いくださいね おかげ様で 今年もたくさんの出会いと経験の内に 多くのことを知らせていただきました 4回目の年女と言われて自分でびっくりするのですが 未だに知らなかったことや 改めて気がついていくことが多くて 年相応というのが全くわかりません このような感じでございますが 宜しければ来年も どうぞお付き合いくださいませ なもあみだぶつ
by shinwoyorokobu73
| 2017-12-31 22:50
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