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年をとろうが、若かろうが・・・

 「 そんなに薄着で来て、やっぱり若いよねぇ。
   私だったら即風邪ひくわ。
   風邪ひかないでね。」

 「 あ、そう言えば会社の先輩も胃腸風邪ひいて休んでました。
   気をつけます。」
   
 

 タウンニュースのヒロコちゃんが年始の挨拶に来てくれた1月7日、
 私は「 風邪ひかないでね 」なんて言って笑っていたのです。


 その晩、胃の辺りがチクリと痛んだような気がしたけれど、
 気のせい、気のせい、とその晩は早く休みました。


 それが大間違い。
 次の日 朝から吐く吐く吐く。
 
 これはなんなのだろう?
 風邪?  こんなに痛いんだもの、そんなものじゃないはず。
 何か大変な病になっていたらどうしよう?
 どうしよう、まだシンちゃんもトモちゃんも小さいのに私がこんなに早くいなくなったら・・・・・・

 
 なんていつものように大袈裟に妄想しましたが、
 やっぱり笑ったはずの胃腸風邪でした。

 先週のご法事のoさん、Yさんの皆さまには
 お茶をお出しするどころかご挨拶もできずに本当に申し訳ありませんでした。

 


 
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 今日はやっと本調子に戻ったところ、電話が。
 
 「 元旦会にはお参りできませんでしたから、
   ご挨拶にうかがってもいいですか?」

  ご門徒のNさんからでした。

 「 どうぞどうぞ~~。よかった~~、今日は私もばっちり元気ですから。」

  

  写真の椅子に座って数十分。
  仏様とお話しなさっていました。



  その後二人でお茶を飲みましたが
  子供さんも近しい親戚もいらっしゃらない彼女は、
  80才を超えて年をとるごとにいよいよ寂しいとおっしゃいます。

  「 子供がいればよかった~~。
    結局みなさんがなさった子育ての苦労を私は知らずに生きてきましたものね。
    今、そのツケがきてるんでしょうねえ。 年をとって一人で生きとくのって大変ですよ。
    主人も亡くなって体は言う事きかなくなるし、さみしいし、 何も自分だけじゃできないし。」

  「 まあ~~!それじゃお寺の側に越してらっしゃい。
    そしたら毎日私の愚痴でも聞いてもらお!」

   だらだらと、とりとめもない話をし、 
   帰りにはタクシーが来るまで二人で腕を組んで階段を降りて待ちながら
   
   「 この階段も手すりが欲しいわよねえ。」
   
   「 でも、手すりがあったら腕なんか組めないもんねぇ。」
   
   また笑いながら彼女はふらつく足取りでタクシーに乗って帰っていきました。


   その後ろ姿を見送りながら私の妄想がふくらむのであります。
   
   お寺の側に宿坊?かなあ?そんなところができないものか・・・・・・
   むかしむかしはいろんな方がお寺に寝泊まりしたり、
   近くに移り住まれたりがあったようです。
   寝たり起きたり食べたりしゃべったり、
   考えたり、泣いたり笑ったり安心してできるところ。
   
   今できないものかなあ・・・・・・


   だって、人間年をとろうが 若かろうが 子が居ようが居るまいが

   独りと思えばさみしいし、見通しが悪ければ不安になるし、病を得たら辛くなるもの。


   「 お寺にお出でなさい。」

   佐賀に居たころはもっと人と人との距離が近くて、
   こんなこと考えなかったんだけど。
   
   「 一緒に年をとっていきましょうよ。だいじょうぶ。だいじょうぶ。 」 

   こんな声もかけたくなる。

   私もさみしさを感じているんだろうか?




   そう、1月9日から京都の本願寺では親鸞聖人の御正忌の法要がお勤めされています。
   
   

   750年以上前に生きておられたこの方も、
   人と生まれたさみしさや、不安を真剣に受けとめ、
   その解決をもとめてくださった方でありました。

   
   今年もこの方の指してくださった光の方へ。


                                         なもあみだぶつ

                                   

   



   

   
   
   

   


   
   
   
  

  


 
by shinwoyorokobu73 | 2013-01-13 21:59 | Comments(6)
Commented by rie at 2013-01-14 22:40 x
素敵なお友達ばかりだで幸せだね(^^)
今日はそちらは大雪だったそうで、大丈夫だった?
Commented by shinwoyorokobu73 at 2013-01-16 09:24
みんな寂しいからね。
ぴとっと寄り添いたくなる時があるんよね。

雪、生まれて初めてと言えるくらい
急にすごい降り方だったよ~~!
Commented by 野村(大野)裕美子 at 2013-01-18 21:45 x
8日に納骨をさせて頂いた大野です。体調を崩されていたのですね、その後お加減如何でしょうか。
お陰様であの夜、父は心の重荷が下りたらしく、とてもとても良く眠れたのだそうです。お世話になりました。
Commented by shinwoyorokobu73 at 2013-01-19 00:14
ああ、大野さん、よかったぁ、気になって気になってました・・・・・
本当に大切なご納骨の日だったのに失礼しました。
お父様はほんとうに誠実なお方ですものね。
そして、傍から見て本当に裕美子さんの事を
大切に思っていらっしゃるのがよくわかる。

お父様も安心なさってうれしいことです。
また、いつでもお出で下さい。
Commented by keikono2 at 2013-01-25 03:29
良いお話を読ませて頂きました....ありがとうございます。
ほんと、仰るとおりですね~。
幾つになっても、ならなくても、心の拠り所が有ると無いとでは見えてくる景色も違ってくるのでしょうね~。

私の友人達は、何故か独身が多くて(笑)、老後は皆で集まって暮らそう♪なんて笑って話しています。
その為にできる事を、ふつふつと真剣に考えているのですよー(笑)

素敵な坊守さんと出会えたご縁を感謝します^^ これからもどうぞ宜しくお願いします^^
Commented by shinwoyorokobu73 at 2013-01-25 05:54
keikono2さんいらっしゃい!
ふふ、とっても素敵な老後かもしれませんねえ。
というか本気で考えといた方がいいですよ。皆独身で往くのですもの。
私達世代(勝手に同世代と決めてます、ハハ)はまた老後の形は変わるんじゃないかと思っています。
私もここで考えたこと、「 本気で考えて 」って言われました。
ふつふつと真剣にやろっかな。^^
私も写真楽しみに伺いますね。
あ、私口内炎の時もアミノ酸派です。
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