聞法の会

梅雨らしい季節です

きょうは その晴れ間のようですね

いつもよりも大きく見える紫陽花の花

お寺のは青い花 

青く光っています


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 本日 6月 25日(月) 10:30~15:10

    築地本願寺 聞法ホール に於いて 

    第13回 聞法会 
が行われます

 西法寺住職 西村信也もお取り次ぎさせていただきます( 午前11時20分~12時 )

 暑くなりそうですが どうぞお参りくださいませ




           





# by shinwoyorokobu73 | 2018-06-25 08:39 | 行事 | Comments(0)

山伏 弁円  山賊 弁円  

うららかな光が射す先日 日曜日の午後に

降誕会法要を勤めさせていただきました

ご講師の大喜先生は遠く山形県から駆けつけてくださいました

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先生は関西に長くお住まいであったということで

滑舌よく ちょっと早口でありまして

私たちは 心地よいそよ風の窓の外の緑を眺めながら ウトウトする暇もなく

鎌倉時代の時代背景や その当時の社会の在りようをお聞かせいただきました


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私が 休憩時間に 先生に

「 私は歴史というと 学生時代の年代の暗記が思い出されて

  あんまり好きではなかったんですけど

  山伏弁円を山側から見たのと 下界からと見た時の感覚で

  その印象が違うというのが 目からウロコでした 」

と申し上げましたら



「 歴史って何にでもあります

  我々はこれで飯を食ってますから 

  皆が知っている目立つところばかりを調べますけれども

  誰でも 何でも 歴史を持ってます

  それも 時代によってその時の感覚とはどんどん変わっていくんです 」

と仰いました






板敷山の『山伏』だった弁円にとって

板敷山は山の神様がいらっしゃる神聖な場所

「 自分たちはそこを守っているのだ

  だから そこを通り道にする奴は 神様にお礼をしていけよ 」

そういう理由で通行料やお礼の品物を盗って いや 取っていた

しかし、下界の 板敷山のルールを知らない人から見たら

そういう「 自分たちは山伏だと思っている 」人達のことを『 山賊 』と呼んだ

 







私達の物の見方は光の当て方で様々なのですね

ほんとうに 当てにはならん・・・

しかし、親鸞さまと出逢った弁円さんはお念仏を慶ぶ人になられた

ということだけは 本当




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 先日 あるお寺さまのお祝いの法要がございまして

 住職も出勤させていただきました

 そのお斎(とき)の席で住職は

「 みほとけと 皆さまのおかげにより このご馳走を恵まれました

  深くご恩をよろこび ありがたくいただきます 」

 と食前の言葉を口にして箸をとったそうです


すると お経や作法の専門の先生をなさっておられるご住職から

「 『 あなたは 普段は言ってないな 』と言われたよ 」

と帰って来てから言うので

「 失礼ね! どうして? 

  だってお父さんは

  家でも毎食前後言っているし

 (鴨志田の蕎麦屋の)『更科』でだって

  『 ガスト 』でだって 『 同窓会の飲み会 』でだって大きな声で言ってるじゃない? 」


私は訊き返しました


「 最近変わった 『 新しい食前の言葉 』の方を言わなかったからだろうね? 」



なぁんだ そんなこと。



うちの住職は

自分の脱いだ靴下は野球ボールみたいに丸めたまんま 椅子の上にのせっぱなしで片づけなくても、

食前後の言葉は必ず口にするのです。


夕食の後 自分の皿コップはそのまんまで流しに下げないけれども、

食前後の言葉は必ず口にするのです。


外食の時、子ども達が恥ずかしがるくらい丁寧に手を合わせて

食前後の言葉を口にしては頭を下げるのです



因みに 子ども達は『新しい食前の言葉』を覚えるのが早く(若いっていい・・・)

今様を口にしております 新しい方も言えますV 
 







そんな 見方をする方もあるかと思えば







同じように うちの住職が以前の食前の言葉を口にするのを聞いて



「 先生も ずっと真面目に食前の言葉を勤めていらしたんでしょうなぁ

  ずっと続けてきたことを変えるのはなかなか難しい・・・

  私も 今でもついつい以前の言葉が口から出てくるのですよ 」




そう仰るご住職もいらっしゃったそう。

それを聞いて 私は少しはホッといたしました





同じ姿を目にしても 

「 あなたは 私は 」という見方をする人もあれば

「 あなたも 私も 」という見方をする人もある



それと同じで この私は

「 あなたは 」という目で見られたら ムッとしたり

「 あなたも 」という目で見られたら ホッとしたり

最近は ぶれなくなった気がしておりましたのに

住職を使ってまで 揺さぶりなさる

ほんに、ほんに、私は そういう奴でございます

如来は 様々な角度から このわたくしの本性を照らし 照らして

お念仏へと促してくださいます

なんまんだぶ なんまんだぶ






板敷山の弁円さんと親鸞さまの本当の邂逅の場面を見てみたかった!

きっと親鸞さまは弁円さんのことを山伏とも山賊とも見なさらなかっただろうと 私は思います

山側からの目でも 下界側からの目でも見なさらなかったのだろうと思います

『 私も あなたも 』の目でお話しなさったのではないかしら

人と人の本当の出会いは 偏りのない目からしか生まれないと思います



いや、待てよ。 最初からそんな優しげな話はあるのかしら・・・



恐ろしげな 山を治める修験者の弁円さんと お坊さまにしては自分で自分を愚禿などと呼ばれる親鸞さま



お互いに 物語のようにきれい事で始まった間柄ではなかったのかもしれません







ただ念仏のみぞ まことにておわしますらん




この度も ほんとうに有り難いご縁をいただいたことでありました

皆さま ようこそおまいりくださいました





                                 なもあみだぶつ













# by shinwoyorokobu73 | 2018-05-23 13:19 | 行事 | Comments(0)

降誕会(ごうたんえ)のご縁です

街路樹のハナミズキや山法師が
折り紙のような可愛い花を咲かせる季節になりました
皆さまは 緑の風薫る今日この頃をいかがお過ごしでしょうか


我が家は家族の半分の人間が春に誕生日を迎えます
今年は いつも作ってもらっているケーキ屋さんが定休日で
腕に覚えの無い私 う~んどうしよう・・・と思ったのですが
思い切って手作りに挑戦してみました


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お目汚しの写真で失礼いたします
見た目はともあれお味はgood!
今年もみんなで「 おめでとう 」と笑うことが出来てありがたいことでした





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さて、5月21日は親鸞聖人がご誕生されたご縁をよろこぶ『 降誕会 』

我が住職も各地のお寺さまへ 降誕会の講師として出講させていただいております

お世話になります




西法寺では20日の日曜日にお勤めをさせていただきます

この度は本願寺の歴史資料を調査・研究・保存・資料集刊行に取り組む機関に所属しておられました
山形大学教授の大喜直彦先生をお迎えします


先生は第2次長州征伐に於いて大阪城で亡くなった将軍家茂のカルテや、

吉良上野介が松の廊下で切り付けられた直後の様子の記録、

冷酷と思われていた春日局が、部下のために本願寺に便宜を図ってもらうようお願いされた
部下思いの優しい一面が見える手紙等、

たくさんの貴重な歴史的資料の数々を発見されました

また先生は「 悪 」を現代理解で
「 悪い 」や「 乱暴者 」と勘違いしている人も多いと思われるけれども、
これは「 悪 」の歴史的本質を見落とす重大な勘違いだと主張なさっています


    万の生き物を殺す猟師や 万のものを売り買う商人こそ誠の心を見出し得るとして
    「 悪人正機 」を強調なさった親鸞聖人~~(中略)~~
    
    「 悪 」自体の中に「 聖 」なるものに通ずる真実、最も人間らしい心を見出そ                            
    うとしたものといえるでしょう


そう仰る大喜先生に

仏教渡来前後の日本人の『 死 』の認識
平安時代の貴族が求めた造形美に目を奪われた信仰と多額のお金
親鸞聖人が求めていかれた鎌倉時代の『 悪人観 』について
お話しをいただくこととなりました


住職は
   
   現代の私たちが思う『 悪人 』の概念と

   鎌倉時代の『 悪人 』の概念には違いがあると先生はおっしゃる

   私たちは鎌倉時代の『 悪 』の概念を知ることで

   親鸞聖人が「 悪人正機 」ということを通して

   私たちに何を伝えようとしたのか聴くことができる

   そして その事こそが大乗仏教の神髄である ということが明確に浮かび上がってくる



と言います




平安時代の美女も現代に連れて来れば只の人
現代の美女も平安時代に連れていけば只の人
人の好みも変わってきたそうですね
仏教でも言う 変わっていくことが自然ならば


当然言葉の意味が変わるくらいの事はあるはず
私の思い込みや勘違いで 
親鸞聖人の意図した意味と違う理解をしていたら・・・えらいこっちゃ




私もワクワクしております



珍しいご縁ではございますが 降誕会にふさわしいご縁と思います

どうぞ皆さまも お誘いあわせの上 揃ってお参りくださいませ



  《 西 法 寺 降 誕 会 》

   
  ・ 日時  5 月 20 日 (日)   13 時 30 分 ~ 16 時 頃

      
  ・ 講師   山 形 大 学 教授      大 喜 直 彦      
        
        (前本願寺資料研究所上級研究員)




たのしみにお待ち申し上げます


                                 なもあみだぶつ



# by shinwoyorokobu73 | 2018-05-15 23:10 | 行事 | Comments(0)

桜の一コマ


「 腹を割って話が出来る人間なんて そうそういないですよ 」

桜並木の下を二人で歩きながら そう彼女が言うのを聞いて

ハッとしてその目を覗き込んだのです

そう 最近私は そんな言葉を別の誰かから聞いたばかりだったから



「  顔で笑ってても 目は笑ってなかったり

   相手の顔色を見ながら 適当な距離で 適当な相づちを打って 

  『ホホホホ じゃあまた』って愛想笑いしてお終いなんだもの 

  私は本音でしゃべりたいのに 」



春の陽気とは裏腹な 目の覚めるような切れ味鋭い彼女のお言葉に

佐藤愛子さんの『90歳 何がめでたい』の本を読んでスカッとするのと 

同じような感じを受けたのです

彼女は90歳にはまだまだですが、オーバーセブンティ





嘘っぱちが嫌いらしい彼女は


「 私 しょっちゅう怒ってるの 

  玄関を出た所からずっと怒ってるのよ 

  昔は『 最近の若い者は 』って言ってたみたいだけど

  今は年寄りが我さきに人を押しのけて 自分の事ばかり考えてウロウロしてるんだもの 」




そう言いながら 私の目を見てニヤリと笑う瞳は

「 私も年寄りだけどね 」と私に伝えながら 

黒々と澄んでいて

私は きれいな桜を愛で 笑いながら行き交う人のことなんか気にせずに 

何故だか彼女の言葉が気持ち良くて

大声で笑ったのでした


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でも

この人のこと 嫌う人も多いだろう

怒られそうだし・・・

ちょっと怖い^^




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彼女と話して思い出したのですが

むかし、

佐賀のお寺を継ぐことを 悩んでいた所

「 嫌ならやめたら? あんたが継がないからと言ってこのお寺は潰れやせんよ。

  『 私が居なかったらこのお寺は大変な事に成る 』なんて思っているなら

  世の中には ちゃんと仏法学んでいる立派な人も多いのに

  あんたに継いでもらいたいと言ってくださっているご門徒にも失礼だ

  嫌々犠牲に思って居ることじゃあ無い! 」


と言ってくださった方がある





多くの人が「 女の子で 若いのに 偉いね 偉いね 」と

跡取り娘の孝行を 口では褒めてくださっていた時に

その独りよがりの良い人面に呆れて

はっきり口に出してくださった言葉に

パチンとほっぺたを叩かれたような気がした

私にとって 本当の言葉でした





あの頃から

私の周りには

どうも こんな方が多くなったような気がします

いやいや

あれ以来 私にはこういう方の声を聞く耳ができたのかもしれません

一生懸命生きてきた その方 その方の見ている世界の 

「 ほんとはね 」とか「 ああそうか 」を聴かせていただくのが

楽しくてしょうがないのです




                                 なもあみだぶつ



                            


































































# by shinwoyorokobu73 | 2018-04-12 17:41 | 思いがけず | Comments(0)

さくらさく

先日のお彼岸法要とは うって変わった春ウララ

今日はお昼ご飯の後は ついウトウトしそうな陽気です


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雪のために お彼岸法要にお参りできなかった方が

お参りに見えていらっしゃいます

「 住職のご法話にお参りさせていただきたかったけど~ 」

と仰りながら毎日いろんな方が ちらほらとお参りくださっています 

お中日のご法話の合間にも 皆さんにお出しした牡丹餅を

また作って一緒に頬張りながら 暖かくなってきたことにホッと心も緩みます




保育園のお迎えに ちょこっと留守にしましたら 玄関に紙袋が掛けてありました・・・

ああ、ごめんなさい S木さん


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いつも 仏教讃歌を伴奏くださるKさん

この度の法要でも シルバーグレーな髪の色がとてもシックで上品でした



それを見ていたお友達のご婦人Aさんが

「 Kさんの髪 とっても素敵ね 年相応の自然さがきれいよねぇ

  私はこの間染めちゃった・・・ 

  おばあさんなのに 髪だけ黒々なんてみっともないわ 」




今までそんなこと仰ったことも無いのに

何か心境の変化でしょうか




そう言えば最近

某女子高校生ダンス部のバブリーなダンスが大変ブレイクしましたが、

今見ると 笑いが抑えられないあの姿が

私たちが若かった頃には 実に一般的な若い女性の姿でありました

本当に 若くて何も塗り重ねずとも綺麗だったあの頃に

お嬢さんなのに 化粧お化け・・・

ほんとうに 笑っちゃうほど一生懸命に 何かになろうとしていました





若い時は 若い時なりに

年を重ねると また 重ねた時に 悩みは尽きぬか・・・

Aさんに「 じゃあ もう染めるの辞めちゃう? 」と訊くと

「 う~~ん。伸びるまでが嫌なのよねぇ 」

まだ心が決まらないご様子でした 




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僧侶にならんと 進んだ京都の大学の建学の精神に

「 真実を求め 真実に生き 真実を顕かに 」 生きた親鸞聖人の生き方に学ぶ 

と あったと住職から聞きました





縁があって法話会に通うようなられて その方の教えに触れて 10数年が経ち

ふと 白い髪の美しさに気が付いて

白髪を黒髪に染める自分に 恥ずかしさを感じたAさん

Aさんだけではなくて いろんな方が何だか変わっていかれます





真実に生きるって 「 そうだよねぇ そうだったよねぇ 」と

本当のすがたに 気が付いていくことのように思います

たとえ 人の目で見たら 醜いことであったにしても

目の前に光が当たって 開かれていくことのように思います

見えなかったものが見えていくという 明るさのある世界です




                              なもあみだぶつ




 
















# by shinwoyorokobu73 | 2018-03-27 16:34 | 季節 | Comments(0)