寂聴さんのこと

今日瀬戸内寂聴さんがテレビで対談なさっていました。
この雨の時期、若き日の私は嵯峨野の寂庵に何度も足を運んだことを思い出します。


住職は若き頃、一人で寺を一から建てようと心に温めていました。

何事もそうですが、ひとさまに何かを伝えようとする時、
まず自分が深く深くうなずいていないとなかなか伝わっていきません。

まだ、まだ、という思いは強かったようで、毎週北九州から京都の宗学院に通い
「仏法」を、尊敬するすばらしい先生方のもとで、学べるだけ学ばせていただいておりました。
贅沢な、有難い時でした。
もちろん周りの先輩や家族の理解もほんとうに有難いものだったようです。


佐賀の田舎のわたしはというと、都会に一からお寺を建てるという事が想像もつきません。
悶々と過ごす中、寂庵を知りました。
いちから建てられて、かつ全国からたくさんの方々が
その説教を聴こうとぞくぞくと訪れている庵。

「これだ!」と思いました。
早速新幹線のチケットを取り、京都嵯峨野へ。
小さくてもきれいに京都風にととのえられた門、本堂、お庭。
感激です。

でも、何回か通ううちここの素晴らしいところはそんな見た目じゃないな、と思いました。
なにか本堂の感じが違うのです。
内陣がない。
寂聴さんはいつも訪れた方々と同じ外陣(げじん)に座り、
同じように仏さまの方に向かって一緒に同じお経をお勤めされました。
浄土真宗で言う同じ目線の『平座=ひらざ』の精神の現れのようでした。

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寂庵のおかげで新しく建てるお寺のハード面のイメージを持つことができたのでした。

家族に隠れてこっそりと京都まで日帰りを繰り返し、
「結婚もしないで、この不良娘!」と思われていた頃の思い出です。
私をかわいがるだけかわいがってくれて、許すだけ許して亡くなった当時住職だった祖父も、
「何をしているのか・・・」と心配したことでしょう。

写真のうちの住職が来ている濃いグリーンの上着は、その祖父の来ていた着物をリフォームしたもの。

「トイレの神様」は今も涙と鼻水なしでは聞くことはできませんが、
        
       住職がこの上着を着てくれると、

         じーちゃんが笑いながら

  この頼りないわたしを見ていてくれているようで安心するのです。
# by shinwoyorokobu73 | 2011-06-19 13:29 | Comments(0)

昔のあこがれのあれが・・・

「今年は梅雨らしい梅雨ですね~」 と、テレビで話しています。

 本当によく降ります。

 パトロール当番で一緒の1年生の男の子のお母さんとも「よくふりますね~」が枕詞です。

 我が家の洗濯機は乾燥機付きではないので

 なかなか乾かない上に、部屋干しは湿気が部屋もジトジトに・・・・

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 そんな雨の中、工事が素人目に見ても急ピッチで進められているようなこちら。

 

 去年、結構近所には使っている人が多かった本屋さんが急に閉店しました。

 「何ができるんだろう」

 気になっていたのですが、どうやらマクドナルドができるようです。

  
 小さい頃マクドナルドやケンタッキーは佐賀の田舎に住む私にはあこがれでした。

 ちょっとこの工事を見て嬉しくなるのはその頃のトラウマでしょうか?


   先日のったタクシーの運転手さんが
   「マクドナルドは攻めの商売をやってますからね。」
   なんていってましたが。

   多少流行っていても閉店にして、
   新しく良い立地の所があれば、土地を交渉して買い、新規出店するのだとか。


 特に業績が悪くなったという訳ではなく、

 新しく展開をしていくために『やめる』という決断をするというのは、

 常人にはなかなかできないな~。 

 始めたり作ったりはわりに簡単ですけどね。


 でも、そんなことを考えつつ 「近所にマクドナルドがでっきるっ」

 と喜ぶ、いまだ佐賀の血が騒ぐわたしなのです。


 住職はあきれていますが・・・








   
 

 
# by shinwoyorokobu73 | 2011-06-18 22:28 | Comments(0)

おかえりなさい。

西法寺、750回忌大法要参拝のみなさんおかえりなさい。
下は3歳から上は84歳まで、みなさん元気なおかえりで何よりでした。

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今日みなさんにお電話をすると、「まあ~!たのしかった!」の声、声、声。

楽しい旅だったようで、よかった よかった。

帰りの新幹線に乗るとき、住職が「さ、じゃあビールでも」との一言で
「え!不謹慎かと思ってましたけど、いいんですか?」

みなさん一杯はいってごきげんだったとか。

「お寺にまっすぐ帰って、みんなで歌でも歌ってかえりたいね~」なんて言いながら、

「お寺のコーラスはいつからやるの?」  「伴奏はKさんの奥さんね。」

「わたしは写経がいいわ。」  「一杯飲む機会もほしいもんだ。」などなどなど・・・だったと。


       ほんとうに、有難いご縁となったようです。


    一般に日頃行われるご法事も、
    お亡くなりになられた方を縁として後の者が仏法にであうような
    そんな『場』になったらいいな・・・


みなさんの明るいお声を電話口に聞きながら

そう思いました。
       


    「おばちゃん、なんでchionは学校お休みなの?」と聞くおともだち

    「社会科見学よ。」ではわからんわね~。ごめんね。

     また今日からよろしくね。


     担任のO先生、S先生ビシバシおねがいいたします。
# by shinwoyorokobu73 | 2011-06-16 16:18 | 行事 | Comments(0)

今頃みんなは

今、住職を含むご門徒と我が家の娘たちは、京都本願寺で行われている
親鸞聖人の750回忌大法要に参っております。

東京教区神奈川組は総勢約700~800名で参拝していらっしゃいます。
全国からどれくらいの方々がお参りでしょうか。

50年に一度の大法要、わたしもお参りしたかった。

でも、みなさん元気にこの日を迎えられてよかった。よかった。


一人の僧侶がおなくなりになられて750年。
どれだけの方々が なもあみだぶつ とともに生きられたでしょうか?
わたしの口に届くまで、どれだけの縁がつながれてきたことか。

今ネットで本願寺750回忌大法要のもようを見ることができますが、
ぞくぞくと京都にお参りのみなさんの姿を拝見しますと、
脈々と続く繋がりを感じます。
気が遠くなるほどたくさんの親戚のおじちゃんおばちゃんに見えてきます。(ごめんなさい)

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お帰りになってからの土産話も(お土産も)たのしみ。

50年後、生きているのはうちの娘かみなさんか私か住職か?

親鸞さまの750回忌を縁として、またまたわたしの足元と行く先を

照らして頂いたような気がします。                       
                                   なもあみだぶつ
# by shinwoyorokobu73 | 2011-06-15 10:35 | Comments(0)

血、血、血が~!

まだまだ生まれて初めてと言えることが結構あります。

先週末夜中3時、急にトイレに行きたくなり、行くと痛いし血はでるし。
住職の耳元で 、  「短い間でしたが私、あなたより早くお浄土に還るかも・・・・」
住職が飛び起きたのはいうまでもありません。


膀胱炎か~。「バカにしていた・・・」と今頃になって反省中。
実家の母はよくかかっていました。
それほど大変な病気とは思っておらず、「痛そうだ、 な」くらいに考えていました。

母に電話で聞くと、「今頃そんなことに気付いたの?ほっといたらそんなものじゃなくなるよ。」
そんな~。ほんとうに膀胱炎かどうかも心配なので検査も受けることにいたしました。

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自分の身に起こると途端に身震いに変わるこのどうしようもなさ。
「どうしようもないですね~。」と、ちょうどお見えになっていたご門徒の方と本堂の阿弥陀様の前で笑いました。

写真は笑いながら頂いた水ようかん。

私は宝石よりお気に入りの器を買っていただくのが好きでして、今年の誕生日プレゼント。
ガラスは初めてです。

ちなみに隣にちょっと見える手びねりのお湯のみは、住職の高校の同級生で陶芸家の内野しおりさんの作。お寺を作るということを知り、8年ほど前にあったかいハートとともに頂きました。

いつもいろんな話をともにしてくれています。


わたし、まだまだしぶとく感謝して生きていきたいと思います。   なもあみだぶつ
# by shinwoyorokobu73 | 2011-06-14 16:06 | Comments(0)