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電車に乗って

今日は朝から雨が上がっていたものの、
空気がまとわりつくような暑さでした。

午前中長女の学校の役員会で、
初めて信ちゃん連れで電車に乗りました。

土曜日というのに なんと人の多いこと!
半蔵門駅に着くまで満員でした。

今日は濡れた傘が無かったけれど、
普段の梅雨時の電車というのは話に聞く以上に不快なものだろう・・・と実感しました。





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『梅雨』 ・・・・・ あらためて梅というのは雨の季節に生るのだなぁと思います。

お店にいい梅がたくさん並んでいます。
忙しくて漬けられなかったらもったいないのに、ついつい求めてしまいました。


今日は日差しが強くて日焼けも気になるところだったのに、
小梅ちゃんを洗って並べていたら長女の学校に遅れそうになって、
結局日焼け止めも化粧も無しで出発してしまったのでした・・・・・・・


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そんなバタバタの中でしたが、
電車や街の中で赤ちゃんを抱いていると
いろんな方がお声をかけてくださいました。^^


 つんつん、信ちゃんをつついてくる黒いおしゃれなメガネに黒いキャップがきまっているおしゃれ女性。

 50代くらいかなあ、

      女性    「 朝からママと大変ね。」 ニコッ

      わたし   「 ほんとに・・・・ 電車にはあんまり乗ったことがないので・・・大変で・・・ 」

      女性    「 わたしにも男の子が二人いるの、40になったけどね。 」

      わたし   「 へえ!男の子さん二人もお育てになるの、大変でしたでしょう?

               この子はおとなしいほうだと言われるんですけど、

               それでも ねえ、大変ですもん  」

      女性    「 そう!もう二人目も『男の子です』って言われた時に

               もう3人目はあきらめたの。」


      わたし   「 私は女の子が最初だったから4人産めたかもしれませんよねえ。」

      女性    「 ふふ、わからないけど、わたしは ふう~~~って感じだったわあ~! 」

               




   行きの電車は彼女のおかげで退屈することなく、

   信も大騒ぎすることなく無事に目的地までたどり着くことができたのでした。






   どうにか学校につき、

   電車の中でのストレスをそこで発散する信ちゃん・・・

   おかげでほとんど委員会の話に参加できなく・・・

   あげくに 「 西村さん、小さいお子さんがいるの知らずに配慮できなくてごめんね。

           これからは西村さんにできる仕事を振るようにするからね。

           今日の作業はいいから子供さん連れて帰ってあげて。

           蒸し暑いから大人でも嫌な日だもんね。」

   先輩学年のお母さんからこんなお言葉をかけていただき、

         「 ごめんなさい! 今度はがんばりますから 」

   と退散となりました。 残ったお母さんたち、ほんとにありがとうございました。




それで帰りが一緒になった長女とともに、

また電車でぼちぼち帰ります。

長女の助けがあるので帰りは緊張がありません。

もう、ゆっくりでいいから各駅停車で帰ろうか?

渋谷で人がドッと降りて、

長女と並んで座れました。




そこへ私の右隣に朱赤のパッと目を引くパンツにバッグも同じような赤で、

大きめの茶色いサングラスをかけ、髪は一つに束ねてきゅっと後ろに止めている。

「あさいち」のコメンテーターによく出るモデルの浜島直子似のかっこいい女性が座ってきました。

( はあ~~、かっこいいなあ~~。)


かっこいい女性は信ちゃんを見て  「 何か月ですか?」

パッとサングラスとって頭にのせるとすっぴんでも素敵な笑顔でわたしに話しかけてきました。


 「 一歳と一か月なんですよ。  今眠たくてきっとぐずってうるさくなりますから、

   あちらの席のほうが静かに座れると思いますよ。」

わたしは答えました。   


   かっこいい女性  「 いえ、大丈夫です。 私も5か月の子供がいるんです。」

      わたし     「 えっ!そうなんですか? じゃ、今は私とは違った大変な時ですね。」

   かっこいい女性  「 ええ、多分。 寝返りをうつんですけど戻れないで泣く、みたいな。

                 それと母乳なんで夜まだ2回は起こされるんです。」
     
     

       わたし     「 ああ! わかる~~! それが一番つらいときだよねえ~~。 」

   かっこいい女性  「 お仕事はなさってるんですか? 」

      わたし     「 ええ、自営みたいな仕事ですけど

                 産前産後休ほぼ無しみたいな感じでやってますよ。」

   かっこいい女性   「 そっかあ・・・ 私も仕事再開したんですけど大変ですよね。

                  上のお子さんはこのお姉ちゃんだけですか?」

       わたし    「 いえ、この間に6年生と5歳が二人。 」

   かっこいい女性   「 えええ! すごいですね! 大変じゃなかったですか? 」

       わたし    「 う~~ん、途中までは大変だったと思いますよ。

                 でも、ほら、こんな風に上の子が抱っこして寝かしてくれたりして

                 数に比例して大変になる訳じゃないから。」

   かっこいい女性   「 そっかあ~~~。 二番目のこと、悩む~~。 早いがいいかなあ~~。」


  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・延々続く会話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


   この女性は三軒茶屋で 「 じゃ、お先に!」 と気持ちよい空気を残して降りていきました。





私はずっと東京の人は、

ドライで他人とかかわることが嫌いなようだ

と思っていましたが、

最近私もよくしゃべるようになったせいか、

今日のように ちょっと違うかも、

と思うことが多くなりました。



私は昔、住職から 「 お前は取っ手のないカップみたいだ。 」

( とっつきずらい、話が続かない、話しかけずらい、ということらしい。)

と言われてムカッときたりグサッときたりしていましたが、

子供たちやいろんなことに鍛えてもらって

ついにこの取っ手ができてきたのかな?



最近ちょっと年を重ねて少しだけ人とのかかわりの楽しさを覚えつつあります。

『 袖触れ合うも他生の縁 』 といいますが、

今日話しかけてくださった方達も、そうかもしれませんね。



おかげさまで今日はめったに遠出しない私の楽しい電車の旅となりました。



                                             なもあみだぶつ































     
 
by shinwoyorokobu73 | 2013-06-16 22:52 | こんなこと | Comments(2)

心を育てていただく。

最近は、昼間は暑いのに朝方ぶるっと薄ら寒さに目が覚めます。

この時に小さい子たちには長袖を着せないと
風邪をひかせたり熱が出たりして
眠いけどあとで大変な思いをするは皆なのでいやいや起きることになるのです。



先週になってしまいましたが、
土曜日は法話会でした。
この度は初めて本多静芳先生のご縁をいただきました。


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先生は写真のようなプリントをご用意くださって

「 仏教というのは釈尊と同じ『さとり』を目指す教えです。」

となんとも低めのよいお声でゆっくりとお取次ぎくださいます。

「 仏法を聴くというのは私の心(いのち)が育てられていくのです 」 と。



そして、いただくばかりの『信心』と そこに生まれてくる『歓喜』の心の在り様を
丁寧に丁寧にご法話くださいました。





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佐賀で私は毎月ご門徒のお宅に月忌参りに行っていました。

あるとき山本さんという農家のお宅にお参りしたときに、
大きな仏間の畳が1~2枚はがされて板がむきだしになっていました。

「 あれ?きょうは何かあったのかな?」

と思って仏間に入ると、すぐにやってきたおばさんが

    

     おばさん  「 ななみさん寒かろー?ごめんねえ。
 
              昨日うちのおじいさんやら近所でみんな寄って(集って)
              晩ごはん食べて男衆はだいぶ飲んだとよ。

              そしたらさ、一軒さきの◯夫さんが起きられんくらい飲んでくさ、
              よりによって ここで粗相しんしゃったわけさ。(粗相してしまったわけよ)

              まったく ねえ。 そこまで飲まんでもよかろうけどねえ。 」



      わたし   「 いや、わたしはよかけど、

               おばさん達たいへんやったねえ。 」


     

      おばさん  「 ほんにねえ・・・  もう。

               でも、◯夫さんは結婚しとらっさんけん、(しておられないから、)

               晩はいっつもお母さんと2人やもんねぇ。


               いつも親子2人ではさみしかろーて思うたら、

               かわいそうでねえ・・・・・・・。

                昨日はよっぽど嬉しかったとやろうねえ。 」



  

私には思いもしない山本のおばさんの言葉。



あの時私は袈裟をかけてお念珠を手に持って、
いかにも仏教の専門家面をしていたように思いますが、

自分のそのかっこうが恥ずかしかった・・・・・・


そんな思い出があります。




山本さんのところはおじいさんのお父さんもお寺の総代さんでした。

おじいさんのお姉さんは近くの私の所とは違うお寺のご門徒の家に嫁がれました。
そのお姉さんは法事の席で私の祖父に

 「 ごいっさ~ん(ご住職~)、私は毎晩ごいっさんの御文章さんば
   眠るるまでカセットで聴きながら寝よりますよ。

   朝にはお浄土に行っとるかもしれんけんねえ。

   ごいっさんの声ば聴きながらお浄土参りできたら安心安心。 」  


  (一同) 「 ほんにな~い(ほんとやねえ~)。わあっはっはっは。 」






代々聴聞を重ねてこられた方達からは、

慈悲の薫りのようなものがたちあがるような気がします。




「粗相をした人、された人」 仏の教えを聴かないでいたら、
そんな風にだけしか見られないかもわかりません。


そんな風にしか見えない目よりも、

「 あの人も可哀想かもんねえ~。 嬉しかったとやろうねえ。」

と見ることができる目を心を持つ方が幸せに、
わたしは思います。



仏法を聴き、仏法に育てられた人に触れて、
ご縁のあった人や事を大切にいただき、

本多先生がおっしゃったように、
心のお育てにあずかる人生を送らせていただきたい、

そう思ったらちょっと昔出会った
山本さん達すてきなじいちゃんばあちゃんの優しい姿を思い出したのでした。



                                                      なもあみだぶつ
by shinwoyorokobu73 | 2013-06-07 10:36 | Comments(0)