カテゴリ:こんなこと( 46 )

9日の夕空

今朝は『今までのブログの管理画面のサポートが終了』の

お知らせがあったため

慣れない新規管理画面と格闘しています

新しいことになかなかついて行けないのは

今に始まったことではないのですが・・・

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一昨日きれいなグラデーションの

ピンク色の空をお見せしたくて撮ったのですが

なんか違う空色となってしまいました・・・残念

9日、今年はなぜかしみじみと71年前の悲しみを思いました





わたしの子どもたちが 少し大きくなってきて 

その時間分 わたしの父母(義父母)は確実に年を重ね老いており

近い縁者の変化で じぶんの老いも ほんの少し感じるようになっています





あまり無いことですが眠りにつくタイミングを逃してしまい

夜中のテレビをつけて目に入ったのが長崎で被爆した方々の番組でした

アメリカの公文書図書館から出てきた 大きな火傷を負った被爆者の方々の数十枚の記録写真

身体に大火傷の傷を負い その傷を負わせた人間に裸にされて

記録写真を撮られた人々の 悲しそうな顔 虚ろな表情







あどけない顔の14歳の男の子は 顎と肩が溶けてくっついていました

そして 英語で自分の名前を書かれたプレートをもたされて じっとこちらを見つめていました

その 63歳で亡くなった 幼いころの弟の写真を見て

現在95歳になられたお姉さんは 

「 一(はじめ)たい この写真は 

  一(はじめ)が かわいそうかぁ 痛かったろう・・・ほら 悲しそうな目ばしとる 」

亡くなった今も その写真を見て涙を流されました

「 原爆はこわい! (71年経った)今も8月9日がこわい! 」

そう言って皺皺の手で 顔を覆われました






その後に生まれたわたしは

戦後の高度経済成長の波に乗って 浮かれて年を重ねてしまいました

この涙の上にあったと感じもしないで・・・






嬉野は山を越えれば隣は長崎

佐賀の中でも長崎のすぐ隣にあります

父は 8月9日の赤く染まった長崎側の空を見たと言っていました







如来の声というのは わたしの周りに やはり今もいろいろな姿で満ちているのでしょうが・・・

生きているということは 死ぬということだ と

どこへ向かっているのか と

教えられて 問われて

わたしは 大切な そのどれくらいを 受け取れているのでしょうね

目で見ても 見えていない

耳に入っても 聞こえていない

そんなことばかりの 心許ない わたしの人生です 

そんな 日々の中で 

今 生きて歩いていることを知らせてくださる方に 

実際に会い 情報として出会い いろいろなかたちで 出会い

見えていなかったこと 聞こえていなかったことに気が付いていくことの

未だ多いこと・・・







夏休みに入って 毎日 子どもたちの誰かを

ガミガミ 同じことを言って怒っています

「気が付かない」と言って

「気が付きなさい」と言って

繰り返し 繰り返し





じぶんもこんな風なのに

怒っちゃいかんですね

じぶんも こんな風なんだから





                                              なもあみだぶつ



















































by shinwoyorokobu73 | 2016-08-11 07:00 | こんなこと | Comments(0)

さぁ 今日を

4日前 見えた空は 夏色だった

夏らしい日が少ないですね

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昨夜はたいへんな雨と雷だった  

と、住職や娘達は言います

どうやら どしゃ降りだったみたいです

わたくし  知りません・・・  おかしいなぁ・・・ 

隣で休んでいたのに 気が付かないなんて 

「 あなたは少し前までは もう少し繊細だったんだが・・・ 」 と 住職

「 ピリピリしなくなった と 言ってほしい 」  わたくし



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一昨日の夕方

蝉の抜け殻 が 駐車場の端っこを 歩いていました

いえ、 彼はまだ 抜けていなかったのでした

踏みつぶされないように 

本堂の壁にくっつけてやると

ご覧のように いっしょうけんめい

小さくなった殻を 脱ぎ始めました





人間どもが いろいろ我が儘放題 やりたい放題 の間も

こうやって 自分のやるべきことを

淡々 と やり終えていく




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この姿を見てしまうと

昼間の大合唱も違って聞こえてくる


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入れ物が デカいだけの わたし

一日のつとめを 

淡々と 精一杯

やらないと 恥ずかしくなるな

夏という季節は 短いから

そんなことを 考えさせます



暑いなぁ 

暑いねぇ

さぁ 今日を 生きようか



                                               なもあみだぶつ





























 


 






 
by shinwoyorokobu73 | 2016-08-02 16:55 | こんなこと | Comments(0)

マインドフルネス?

本堂の屋根にバケツをひっくり返したような雨が降りました

いつもなら嫌ではありますが、九州に雲が留まることなく

こちらに来ているのだと思うと 少しホッとしています




一昨日とその前の日 2夜連続で 『 ストレス 』 を取り上げた番組があったので

ついつい茶碗洗いや お弁当の準備もしないで見てしいました・・・





震災や思いもかけない事故に見舞われているわけでもないのに

なんでこうも ストレス ストレス と 私達は気が休まらないのか

とはいえ、東急電車の通勤時は殺気なくしては立っていられませんものね

気の合わない同僚や上司や友人の一言が血管を詰まらせるような事ってありますものね

いろいろあります

今の時期 このジットリと肌にまとわりつく日本の梅雨も ストレス度を上げる原因の一つですね


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昨日はその番組で 『 マインドフルネス 』 という英語を覚えました



アメリカの大学で研究されたところによると

人間の脳の海馬と延髄、それから副腎のかかわりあいから

ストレスが多く感じられたり、少なく感じられたりするのだとわかったというのです




マインドフルネスとは、今の私に気持ちを集中する とか 

今の自分の心を見つめる 気が付く ということのようです



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トモちゃんを叱ると、とりあえず、 「 ごめんなさい! 」 と言う時があります

「 何がごめんなさいだと思うの? 」 と聞くと

泣きながら ぶうっとした顔で 「 シンちゃんを叩いた事が悪かったから! 」




 『 ! 』 が付く時は 「私が悪かった」 なんて本当には思っていないのに

お母さんが怒るから  とりあえず 「 ごめんなさい 」 と言っておくというしるしです





ここが大事なことなのだろうな、と番組を見てから思いました

人という生き物は 本当に悪かったと思っていないのに 

「 ごめんなさい 」 と口だけは言っておくという事に慣れてはいけないらしいです

そういう事に慣れてしまうと 自分の 『 思い 』 が本当はどこにあるのか

わからなくなっていくのだそうです

そして、過剰にストレスを感じるようになっていくのだと





うちの子供たちも夫も どんなにお母さんが妻が怖くても

ちゃんと自分の今の思いを伝えきっていかないといけないのですよ

また 私は自分の思い込みかもしれないことを 怒りでもって子供や夫に押し付けると

子どもや夫は そのストレスによって心の病や体調を崩すことになるのだ、 と

ああ、あぶない あぶない

忙しいと 子供や人の本心を置いてきぼりにしてしまいます

もっとよく見ると、自分の本心まで置いてきぼりにしていたりします

本当は思っていないことを言わせたり、

言ってくれたことで 私が勝手に 「 よかった 」 と終わらせたことは多かったのかもしれません





そのことを住職と話していたら 

「 それを 『 心 』 と 『 心所(しんしょ) 』 と 仏教では捉えて来たんだ 」 と言っていました

自分の心と心のある所を在りのまま捉えて 意識に乗せる事

「 へぇ~ そうなんだ  お父さん達は なんでそんな大事なこと、 ちゃんと教えんの? 」

と訊くと あまりにも当たり前の事と思っているようで・・・

お坊さんも、もっとリアルに人の心や日常を捉えて欲しいものだと思います 

( 他人事みたいに・・・,,偉そうに 言う・・・,,)

 




 『 ! 』 にはどんな意味があるのか

       
         「  だって シンちゃんが前は言う事を聞いたけど

            今は 言う事を聞かなくなったんだもん

            でも お母さんは シンちゃんばっかり守るじゃん

            だから かわいくなくなって 叩いたの      」 



なかなか言葉にできない気持ちもありますからね




あちこちに気が散る世の中ではありますが

ゆっくり息を吸って 吐いて

鼻の中を入ってくる空気 出ていく空気を感じながら

私に集中する時を 作るといいそうですよ





                                            なもあみだぶつ














     



















 




 
by shinwoyorokobu73 | 2016-06-22 16:41 | こんなこと | Comments(0)

ムカつく裏には

きょうのタイトルを 『 吹き飛びそうな緑の日 』 にしようかと思った

きょう 『緑の日』

こんなに強烈な風に吹かれても葉っぱはほとんど落ちません

散っていくのは今が落ち葉の季節の黄色くなった竹の葉っぱだけ

朝から風のうなり声がずっと響いています


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キョウちゃんが部活を始めてから

「子どもが部活をしているから お休みはもどこにも行けない」

というご家族の言葉の意味がはじめてわかりました



昨日も今朝も 4時起きで 

お弁当を作って 5時半には駅に送る

こりゃあ家族旅行もあったものじゃぁないですね





帰りの車を運転しながら 「 わたし 好きでやってるよねぇ 」 と自分に頷く





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今 『 とと姉ちゃん 』 で東京の下町の人たちの姿が放送されている

わたしには下町の人と言って思い出す女性がいる




築地の下町育ちは 『 とと姉ちゃん 』 よりも口が悪く

大きな体だが しかし 口のわりに気は小さい小心者のようだった




男女や先輩後輩に厳しい九州の田舎で育ったわたしは

ちょっと年上の 吐いて捨てるような口調の彼女と話すと

普通の会話でも怒られているようで 小さくなっていた




そんな彼女との会話の中で シンちゃんを産んで一年くらいの時で 

「 睡眠不足と加齢でヘトヘトなんですよ 」 と何気なく言ったことがあった

「 じゃあ 産まなきゃよかったじゃん 」 

即座に返ってきたその言葉に わたしは一瞬凍りついた

同時に 猛烈に腹も立ったのだった






その時は いろいろ いろいろと 彼女がなんでそんなことを平気で言うのか

自分に都合の良いように理由を考えたけれど

結局は他人の心の中はわかろうはずもなく

ただ、彼女が残した 「 じゃあ 産まなきゃよかったじゃん 」 という言葉だけが

今は よけいな感情を剥ぎ落して残った







夜の休日急患の病院に走る時

今日のように 早朝 車も少ないバス通りを娘を送って駅へ急ぐ時

夜中に塾の近くで 出てくるチオンを待つ時 

インフルエンザにリレーで罹る 睡眠不足の一週間

諸々の大変な時






 「 じゃあ 産まなきゃよかったじゃん 」 

という言葉がわたしに問うのだった






産まなきゃよかった? 









今、ムカついたあの言葉は

弱音を吐きそうな時や 怠けそうになる時に

ひょこりと頭に浮かび 私の覚悟を問うのだった






その問いに 今朝も 車の中で呟いたのだった

 「 わたし好きでやってるんだよねぇ 」







じゃあ やらなきゃ良かったじゃん

じゃあ 捨てりゃあいいじゃん

じゃあ 辞めればいいじゃん

じゃあ 諦めればいいじゃん
  







ムカつく言葉や出来事には 何か自分に欠けているか気が付かない大切な事が隠れている

私は何に引っかかっているのか

水に流さず じっと胸に持っていたら

結局 その時彼女に一言も返せなかった 弱くて甘えていた私が浮き出てきた









しかし そんなへっぴり腰な私も 今度こんな言葉に出くわしたら 

即座に一言二言 相手と落ち着いてやり取りできるようにと

日頃から 引っかかることを水に流さず よく考えるようになった






時が経った今では おかしなことに 憎らしい彼女の問いのおかげで 

大変な時ほど 力が湧いてくる 

「 わたし好きでやってますから 」







鼻血が出そうなくらい歯がゆい事でも 

腑に落ちて 腹と口が一緒になったら背中が伸びて気持ちがいい

人がどう見ようとも 自分が 『 これ 』 と思った一歩の道を歩ききってみよう






これもやはり おかげさまでした










                                                  なもあみだぶつ
by shinwoyorokobu73 | 2016-05-04 16:23 | こんなこと | Comments(4)

子どもも  わたしも

伸び時 とか  伸び盛り とか言われる時がありますね




長女が小学校の時 一年間に10センチ以上背が伸びたことがありました

担任の河田先生から 「 背が伸びる時って何でも伸びる時なんですよね 」

と言われたことがとても印象に残りました




春にはいろんな芽がすっくと首を持ち上げて

上へ上へ 光の射す方へ光の射す方へ と 伸びています

きれいですね

新人さん 新入生さん どうぞしっかり 初めてのことを受け止めていってください


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小学生低学年の子どもたちも 時におかしなことを受け入れたり

折り合いをうまくつけながら 日々大人に近づいています


 「 血液型にはA、B、O、ABがあるんだぞ ぼくはO型 」

 「 ぼくはB型 」

 「 わたし A型 」



そこに ちょっと知識のある子が

 

 「 わたしのお父さんはAB型で お母さんがO型だから わたしはAO型のA型なんだ 」


 「 えー!?  お前バカ? AO型なんて無いんだぞ なに言ってんだ? 」


 「  ははは・・・ 」  「 なんにも知らないんだ  はは・・・・ 」 

 「 ハハハ・・・ 」   「 ははは・・・ 」  



ちょっと早く詳しい事を知っていたことで その事をばかにされてシュンとなる子がいます

「 バカだなぁ 」 と言った方は大きくなって

理科でそのことを学ぶ時にはすっかりそんな事を言ったことすら忘れています




小さな子どもって残酷、 何でそんなに何も知らないのに自信満々なんだろう?

そう思っていましたが・・・

大人でも本当のことなんか本気で確かめもせずに 

「 あれが悪い 」 「 これが正しい 」 と評論家になる所は同じか・・・

人のことなら言いっぱなし

自分の姿は見ないし 一番わからない

「 小さな子供って 」 と思っていたのが 「 小さな子供 」 でした

「 そうだなぁ 」 と小さな子どもたちの姿にもいろいろと教えられることが多いこのごろ

春休みも終わり 新学期も明日から

また 私だけの日常では気が付かないおかしなことが巻き起こることでしょう



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出会いや 出発の季節に教えられることは満載のようで

ゆっくりストレッチしながら 次のご縁をたのしみに準備しています

直にまた 怒涛の日常が始まるのですから



皆さまも どうぞお身体大切に 季節や心の変化をおたのしみくださいませ





                                                 なもあみだぶつ

 






  
by shinwoyorokobu73 | 2016-04-04 14:11 | こんなこと | Comments(0)

見えないけれど あるんだ

どうやら最近やっと 私たちは自分たちのやることに何が必要か 見えてきた気がする

恐る恐る歩を進めてみたり

今は私たちには無理だと 止めてしまったこともある

そんな様々な出来事の総括のように この冬は 怒涛のように

昔 撒いたつもりもなかった種から芽が出るように

いろんなご縁に巡り合った





偶然 13年前にお寺で開いていた 『 子育て教室 』 にお子さんと一緒に来ていたママに再会し

「 Nさん? あなたNさんじゃありませんか?

   昔お子さんと子育て教室に見えていた 」

そのグループの中のリーダー的ママだった彼女の顔は覚えていた

「 いやぁ~! その節はお世話になりました  懐かし~い 

また 何か教室があったら行きます 案内ください 皆にも連絡しますから 」 と言っていただいた



そして 私はそのママの今の仕事にお世話になることになった

もう あの子たちは皆 中高生と成長しているらしい

お互いに笑うと目じりが昔とは違う姿に成長していた

年を取っていくことの実感は日々無いのだけれど

こうして時間をおいて会ってみると ああ10数年お互いに生きて来たんだね 

がんばって生きて来たねえ しみじみと感じる

突っ走りながらいろんなことをやってきたけれど

全てが 種だったのだな と思う







どなたが読んでくださるとも知れず ただ 書いてきた言葉

その言葉を ずっと 大切に集めていてくださった方がいた

「 ずっと ここのお寺の掲示板読んでいましたが 

  法話会というものに 出席できますか?」

ノートにいっぱい 住職と私が頷いた言葉達が 彼女の文字でびっしりそのノートに書いてあった

こんなに私 書いたっけ・・・・・ 受け取っていただいていたなんて  ありがとうございます







また 寒い冬の日

「 子供が どうしても ここのお寺さんに行ってくれ と言いますもので 」

と見知らぬ女性が訪ねて見えた

もう10数年 家に引きこもったままのお子さんがいらっしゃるという

「 生きているのが 苦しい 」 

そう言って家から出ない子を心配して

ご両親はあちらへ行き こちらへ行き 

どうしたらこの子を楽に生きさせてやれるだろうか 訪ね歩いておられたらしい

長く悩み苦しむ日々を過ごされてきたこの冬

ホームページをご覧になったか

タウンニュース(地域情報誌)をご覧になっていたというご縁で

「 お母さん 西法寺さんへ行ってきて 」

とお子さんが仰ったということで お母さんは一も二も無く勇んでお見えになったということだった

数時間 住職と二人で彼女のお話を伺った

お子さんの言うことにおかしいことはない

 「 早く ここに来ていただいてお話ししましょう  大丈夫

   安心して生きていけるようになります 」

涙々のお母さんに そう言って帰っていただいたが

10数年家から出ていない人間が そう簡単に家を出られるはずはない

今は時が来るのを待っている

でも お母さんに手渡した手紙は彼女に届いているはずだ

種はできた

いつか 彼女は家から出てここに来る そう願っている





二本の電線を延々辿るような

ホントの所で交わることのない言葉と言葉

嘘の文字が多い最近の社会で

初めて会う方と電線を切ってお互いの断面を見せ合うような会話ができることは

本当に稀有なこと






仕事や人生には すぐに結果が出ることとそうでないことがあるようだ

「 大変ですね 」 と私が嫌な事をやっているように言う方も時々いらっしゃるが

「 そうじゃ ないんだけどなぁ 」 と思う

如来のはたらきは目に見えないけれど

こうやって時折 相となって現れてくださる

四方にはたらいてくださっているのだと思う

その ほんのちょっとが目の前に現れた

この冬の ありがたい出会いに気を引き締めさせていただいたことだった



 




                                                 なもあみだぶつ
by shinwoyorokobu73 | 2016-03-26 07:49 | こんなこと | Comments(0)

バカの壁があるなんて・・・

朝から 「 車のキーは? 」 住職から訊かれて

「 いつもの所にかかってない?」 と返事をする




もちろん そこに無いから訊いているとは思うものの

( 昨日10時に車でチオンを塾に迎えに行って まっすぐ帰ってきたのだから あるはずだ )

私は知らない

でも とりあえず 自分のカバンのポケットを探してみる

無い

いつも 着て出る私の上着のポケットにも

無い

なんでだろう? おかしい 他の所は思い浮かばない

とりあえず 保育園にはもう一台で送って行ってもらうとして

仕事に支障が出るから 捜さないと


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いつもは二つ架かっているはずのキー

駐車場かな ・・・・ 無い

下駄箱の下かな ・・・・ 無い

また 戻って カバンをひっくり返し

上着のポケットをひっくり返し

するけれども ・・・・ 無い 




住職が戻ってきて 「 あった? 」

「 無い ・・・・・ お父さんがどこかに持っているんじゃないの? 」

と ぶつくさ言いながら 住職の服をハンガーにかけながら

 「 ハッ!! 」

隣に架かっている娘の濃紺のPコートが目に飛び込んできた ・・・・・あ!

 「 どうした? 」 住職の声が背中に痛い ・・・・・



ああ ・・・・・・・・すっかり忘れていた ・・・・・・・昨日は初めて娘のPコートを借りてチオンを迎えに行ったのだ

恐る 恐る そのポケットを探る

 「 あっ・・・・た 」





住職やキョウちゃんの白い目が見れない

すみませんでした・・・・・





『こうであるはずだ 私はわかっている』 という私の心の壁は年々分厚く成長している

このことを養老孟司さんは 『バカの壁』 と言ったのじゃなかったか

ちゃんとあのブームの時に読んでいたらよかった

いや、いつもお説教でこれを言われているのに

日常 ここが悪いんじゃないか と自分の胸を指さしたりは絶対にしない

このことばかりじゃない 他でも どうにもこうにも この『バカの壁』がそびえ立ち

Yさんにも そんなことをぶつけてしまった・・・・・




今日も 自分では気が付きもせず 人さんが悪いと偉そうに悪態つきながら生かされている

こんな私でもお救いか・・・・・

4人の子にたくさんのことを許してもらいながら この道を歩いて来たけれど

両手広げた範囲でさえ満足に整えられない私が

人様の何を受け止められようか 

この坊にいて せめて一尋に心をつくさなくては 自惚れるな 私

せめて両手の範囲を大切に勤めよう






Yさんごめんね  ありがとう





                                              なもあみだぶつ
by shinwoyorokobu73 | 2016-03-24 16:26 | こんなこと | Comments(0)

充電期間でした

方々の方から 「 坊守さんはご病気ですか?」 「 まさか入院していらっしゃいませんか?」

とご連絡いただくようになりました  すみません

ご心配戴きましてありがとうございます

一か月もご無沙汰いたしましたが おかげさまで元気に生きております



この冬は どうしたことか 思いがけない再会やら 思いがけない出会いやら ご相談が続いて

ブログに書いておけばよかったことばかりですが

あまりに続いたので書くことが間に合わなくなったのです

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コロコロと笑い声が聞こえてきそうに咲いている裏山の椿

今年もそれを待ちわびていたかのように メジロちゃん達はその花の中に頭を突っ込んで

美味しい蜜を食べています

春の陽気がつづくようになりました



2月には 今の私の年で亡くなったお母さんの7回忌のため

3人の子供たちとお父さんが久しぶりに勢揃いで お参りでした

あの時 それから 3回忌までは 凍ったような表情の子どもたち ひきつったようなお顔のお父さん 

まだまだ それを察して 話をできるような私ではなく 

これまでは お茶を飲んでいただいて話す言葉もなく 静かな 重いご法事がつづいておりました




この度は すっかり成長して お父さんの背を追い越した子どもたちに

別人のように 笑顔がみられるようになったお父さんと 子どもたちと

笑いながら ゆっくりと お話ができました




もう間もなく社会に飛び出すお嬢さんに 



「 将来はどんなお仕事に就くつもり?」 と尋ねると



「 保育士になります 」 と仰います



「 保育士? 

  小さい子供のいる私としては あなたみたいな人が保育士になってくれるなんてうれしい!!

  でも  なんだか意外なんだけど・・・  

  あなたの成績だったら もっと違う職業を選ぶのかと思った 

  どうして保育士さんになりたいの? 」



県内トップクラスの成績優秀な高校に 通っていらしたのでそんなことを聞いてしまいました



「 母が 幼稚園の先生だったんです 」 



真っすぐに私の目を見てそう言う彼女に 思わず涙が出そうなのを ぐっとこらえて 



「 そうかぁ! それはお母さんもお喜びだね!  」 


お父さんの方を見ると 嬉しそうに 誇らしそうに安心したお顔で 

微笑んでいらっしゃいました

小学生だった弟君も大きくなったとはいえまだ高校生 

お父さんと弟君の日常のことを考えて 賢い彼女は 保育科のある近くの大学を選んだに違いありません




人は大切な人を亡くしてからこそ 真剣に亡くしたその人と会話をしていくのかもしれません

今もお母さんがしっかり彼女を育て続けてくださっているのを感じます





今までは ご法事が終わったら直ぐに帰ってしまわれたのですが

この度はご法事の時間よりも長く いろいろな事を話して

「 これからも どうぞ宜しくお願いします 」 と気持ちの良い笑顔を残してお帰りになりました


嬉しい再会のご法事でありました



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今回は もう一つ

先日のブログにもちょこっと写真を載せましたが

2月の 大阪 津村別院から発行されています月刊誌 「 MIDOさん 」 に

住職の原稿を載せていただきました

その後 各地からたくさんのお手紙やらお電話を頂戴いたしました




住職の僧侶としてのスタートを支えてくださった亡き師とのご縁

そこから 確かな道にあることを知らせていただいた数々の出遭いからの慶びを綴ったものであります





住職は筆不精でして なかなかお返事が書けません

しかし よく目を通させていただいております

たいへん嬉しく拝見させていただきました

本当にありがとうございます






 「 この記事のあなた様の先生は О先生の事ではありませんか? 」



と 某和上さまから夜お電話をいただいた時はほんとうに驚きました



 「 このような事をする方はO先生の他にはいらっしゃらないと思いましてね

   嬉しく思い出したのですよ  夜中に失礼かとは思ったのですがね

   お電話させていただきました  

   ほんとうに 良いご法話を拝読させていただきました  ありがとうございました 」



和上様からそのような丁寧なお言葉をいただくとは思いもせず 住職も涙が出ておりました




また 昨日は横浜のお母様と 長岡のお嬢様で このブログの一か月の留守をご心配下さって

お電話までいただきましてありがとうございます^^

おかげさまで 貴重な充電時間だったような気もいたします

まだまだ いろんな不思議なことがあったのですが 追々ここに書いていきます お待ちくださいませ

これから また ばりばり張り切っていきます





春がまた めぐって来ますね

では では  今日はここまで




                                                 なもあみだぶつ



   追記   「 MIDOさん 」 2月号 ご入り用のお方には まだ少し手元にありますので

         差し上げることができます  ブログのコメントか お寺までご連絡くださいませ

         本堂にも置いておきますので お越しの際にはどうぞご覧ください 






 



 
by shinwoyorokobu73 | 2016-03-05 11:07 | こんなこと | Comments(3)

ああ いい天気

ここ数日 夕暮れ時からミゾレや霰が降ってきて

夕方に無くなったことに気が付いて 

ぶるぶるっとしながら ストーブの灯油缶に灯油を入れに外に出ます

ああ、昼間に補給しておけばよかった・・・こんな日は後悔です


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しかし 朝はそのおかげで お日様の光が身に沁みます

ゴミ出しをして 帰る途中のこんな小さな葉っぱも

「 ああ~ 暖かい! 」 と 大きく背伸びしているように見えます




午前中は暖かいので 本堂の掃除の前に庭掃除を済ませようか




お散歩の方と

「 今日は暖かくて歩くのも気持ちいいですねぇ 」

なんて話しながらやっていますと 気持ちも身体も元気に




「 お墓は持ちません 」 と言っておられた方が

昨年お墓を建てられました

寒くても ちょくちょくお参りにお見えになります

「 両親が生きていた時よりも 今の方がとても近くなった気がして ここに会いに来るとシャンとなるんです 」

とおっしゃっていました



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この冬も山のような落ち葉を掃きながら

「 嵐の日 家でも吹き飛びそうなくらい強い風にもぎゅうっと枝にしがみついて離さなかったのに

  なんでこの季節になると すう~~っと枝を離れて ハラハラ ハラハラと皆落ちるんだろうねぇ 」

とカサカサに乾いた枯葉を手に ほんとにそれが不思議で 住職につぶやいたことでした




90数才になられた あざみ野のS子おばあちゃんが

昨年の息子さんの33回忌を済ませたときに

「 ああ これで私がせにゃあならんことは済ませることができました

 生まれさせてもらった者は この世で死ぬまでは生きにゃあなりませんから

 もうしばらく 宜しくお願いいたします 」

そう頭を下げて きっぱりと仰いました

息子さん達は笑ってお聞きになっていましたが 

私には この冬の落ち葉掃きの度に その言葉が思い返されたのでした



先日来 怪我で学校を休んでいたトモちゃんが久々に登校しました

休んでいた間 頭も打っていたので 眠っている横で様子を見た日があって

手持ち無沙汰だったので 乾燥肌の住職と次女のために

『 糠ぶくろ 』 を作りました

石鹸では皮脂を取り過ぎるから これだと肌にやさしいと聞いて

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茶碗やお皿を拭いていた使い古しの手拭いが

とてもふんわり柔らかくなっていたので これを小さな枕みたいに縫ってみました

ほんとは巾着みたいに糠を入れ替えできるようにした方が良かったですかね?



無垢の柱や家具も昔は糠ぶくろで拭いていたそうですが

人間の体にまで良いのですね

手入れ次第でずいぶん違いの出るお年頃になりました

大切にしませんと ですね



                                             なもあみだぶつ


 









 
by shinwoyorokobu73 | 2016-02-03 13:13 | こんなこと | Comments(0)

冬のある日に

暖かいと思われている方も多いでしょうが

九州も北部はとても寒いのでした

あの頃 佐賀の冬も 北九州の冬も寒かった

今日もきっと寒いのでしょうね

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先日 銀行に入試の受験料を振り込みにいきました

青葉台の銀行へ行くと

「 こちらの一枚は当行で手数料はかかりませんが

  こちらの一枚は向かいのY銀行様でお振込みの方が300円お安くなりますが

  いかがいたしますか? 」

枝元なおみさんみたいな 優しそうな女性行員さんがにっこり笑顔で教えてくれました

「 すみません 私 車をここの駐車場に止めてるんです

  申し訳ないんですが このままY銀行に行ってもいいですか? 」 と訊くと

「 ええ どうぞ 」  と笑顔 

「 合格なさいますように 」 と鉛筆までいただきました

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銀行の中にはたくさんの行員さんがいらっしゃり

顔だけ笑顔の人は多いのですが 営業用・・・

違いってなんでしょうね?

私は余韻の残る笑顔はあたたかと感じます

営業用スマイルの人よりはあったかい言葉とともににっこりしてくれる人がいいな

やっぱり・・・私って私をホントに大切にしてくれる人を好きになるようになっているんだろうなぁと

思いながら帰ったのでした  なんまんだぶ

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昔 つき合っていた人が 「 どんな女の子が好きか 」 と訊かれて

「 僕の事を好きと言う人 」 と言うのを聞いて

「  はぁ⤴? 」 

妙に腹が立ったことを思い出します

私じゃないんかい!と心の中で突っ込み

自分の方が大事なの?とメラッとしたのでした




だいぶ時間が経った今は 私も同じ言葉を彼に返しています

ジロリと横目で睨まれますが^^

「 計らわず 」 生きることを

若い時から実践して

よろこびも悲しみも 幸せも災難も

そのまんま全部がいただいた道の上と 教えられてきましたから

恥ずかしい けれども ありがたい

恥ずかしい が そのまま ありがたい

正直という名の自己中心で生きさせていただいて 軽々と居させてもらっとります




今日も 笑顔の行員さんも 営業用スマイルの行員さんも

この至らん私を知らせてくださるご縁でした

ようこそ ようこそ


                                                   なもあみだぶつ







 
by shinwoyorokobu73 | 2016-01-23 13:21 | こんなこと | Comments(0)