急な寒さに 今年はどんな冬になるのか・・・
11月は真冬の寒さもありましたから心配しましたが 12月に入って 少しホッとする日和です 芝組の 『 仏教婦人会報恩講 』 にて お取次ぎさせていただきました 行く前に 住職には 「 あの辺りは大使館がいっぱいで 警備の人や警察が立っていらっしゃると 坊守さんが仰ってたから くれぐれも 挙動には気を付けてね 」 と送り出しましたので、 どうやら無事に到着。 婦人会の皆さま 会所寺院のご住職さま 坊守さま 大変あたたかな雰囲気の中 お迎えいただいたということで ありがとうございました 先日 広島の坊守さんが住職に持たせてくださったお土産に 横浜でも よくこの時期 店先で見かける物が入っていました 電話してお聞きすると やっぱり 『 シュトーレン 』 お友達のご主人が外国出身の方で 広島でお店を経営なさっているから そちらのお品とのことでした このシュトーレンを 先日の報恩講前のお掃除の後 皆でいただこうと思っていました さて、お掃除も終わったし 「 シュトーレンをいただいたから 切りましょうね 皆で本堂に上がってお茶といただきましょ 」 と声をかけるとHさんが 「 シュトーレンは 切らなくていいわ クリスマスの頃 味わって 私の所には毎年お友達が作って 送ってくれるの 」 小さな声で仰いました 「 ああそうか・・・ 」 Hさんは 長くドイツに駐在なさっていましたので あちらにお友達がいらっしゃる 毎年、そのお友達は遠く日本に住むHさんご夫婦のために クリスマス前にシュトーレンを作り 送って下さっているのでしょう 本当は 大切な方を思って作り 大切な人に贈り 共に味わうものなのだな ああ そういうお菓子なんだ・・・ 実は ずっとこの季節になると 「 クリスマス早く終わらないかな 」 なんて内心 思ったりしていたのです 世の中は 赤と緑とキラキラに彩られて 何だかごちゃ混ぜにされるようで 私の中で 私の教えと違う教えの行事に参加する事に ちょっとばかり違和感があったのです しかし、そうか、 私たちがお釈迦さまや親鸞聖人の誕生をよろこんで 花を飾り お斎を作り 餅をつき みんなで小さく切って丸めてお飾りするように 異教徒の方々も同じく 食を共にしながら 信仰を共に味わい 喜んでおられるんだ 今までも 何度もテレビやなんかで見ていて 当然 そんなことは知ってはいましたが、 『 私 』には関係ないことだったのです しかし、広島の坊守さんや ドイツの私が会ったことの無いHさんのお友達がつながって 還相の菩薩様のように お前には お前に似合った教えがあってよかったね 彼の教えの人は 彼の教えの人が頷く教えを お前と同じように慶んでおられるね 「 お前はお前 よかったね 」 と とても大事なことを教えてくださった気がします 住職にこのことを話すと 親鸞聖人の『 歎異抄 』と 蓮如上人の『 御文章 』を 出してきてくれました 親鸞聖人も 蓮如上人も同じことを言っていらっしゃる・・・ ずっと昔も 私と同じ思いを持った方々が 親鸞さまや蓮如さまに教えていただかれたのでしょう。 ずっと昔からも 私はつながっていただいている 私は 鈍くさくて 実感するのはこんなに遅いのですが・・・ シュトーレンのご縁のおかげで 私も ようやくこれからは 異教のみなさんのお祝いに 心 乱れることなく 「メリークリスマス」と 12月を過ごせることでしょう なもあみだぶつ
by shinwoyorokobu73
| 2016-12-08 20:56
| 思いがけず
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