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お磨きがおわり

ちょっと暖かな雨の「 お磨き 」日和

お集まりいただいてありがとうございました

お蔭さまで 仏具もピカピカになり

今年も美しく報恩講をお迎えする準備万端であります


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今年は平日に行いましたので

子どもたちの参加は無しでしたが 

静かにおしゃべりしながら

あっという間に終わりました

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「 裏側の光り具合がねぇ・・・」

皆さん よくよく確かめながら丁寧に磨きます


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大物の 菊のお輪灯をいつも黙々と磨いて下さるHさんご夫婦

さすが! 今年もぴっかぴか おつかれさまでした

本当に ありがとうございました

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磨いた お仏具を元に戻す際

「 さて、この皿はこの上だったかな?いや、こっちが上だった 」

「 あら?留め具は通らない 」

いつも 見ているはずのお飾りを 

どうも細かい順番までは覚えていなくて

手間取ってしまいます



私が

「 毎日見てわかっていたつもりでいたのに 

  私の目ん玉はほとんど見えとらんようやねぇ 」と言うと

隣にいたGさんの奥さんが

「 そうよねぇ 私は立派に全部見えとるつもりでおるんよねぇ

  ご法話で言われる通りよねぇ

  だからご法話はいいねぇ そうだなぁと思うことが日頃もよくあるんよね

  ありがたいねぇ 」 

と うつむきながら優しい顔で仰いました

ほくほくとした思いが胸にひろがりました



46歳の私も 70ウン歳のGさんも生きた時間は違えども

自分の味わいの中で ご法話をいただいて過ごしているようです

焦ったり 羨んだり 悔やんだり 威張ったり

人の中にどっぷりと浸かって生きていると

なかなかそんな自分を見つめることはありませんし

「見つめてどうするんだ」と考えることもあるでしょう

勝ち負けの癖がついたこの頭は

「 こんな私 」と思うこと自体負けと考えるかもしれません




しかし 長年聴きつづけた皆さんのご様子を拝見するに 

大違いなのです

「 こんな自分 」を聴いて生きてきた皆さんは

柔らかに しなやかに とっても軽やかに強いのです

苦しみも 悲しみも 溶けて 優しいのです

ご法話を聴かせていただくということは

阿弥陀様から このように育てられていくことなのでしょう





  《2016年 西法寺 報恩講》

   11 月  27 日 (日) 13:30 ~ 15:30

   講 師    福 田 康 正 師  ( 山口県 専福寺 )

    * はじめてお越しの方は 法話会とお思い下さい


寒くなってまいりました

どうぞ 体調にはお気を付けくださって

お誘いあわせの上お参りくださいませ


                                 なもあみだぶつ

















by shinwoyorokobu73 | 2016-11-23 10:45
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