「 おかあさん! もう 夏休みなのに 勉強 勉強 勉強ばっかりなんて もう嫌だ!」
今年受験生の次女は 朝から少し イライラ・・・ 「 あ? そう? お母さんは勉強だけしていていいんだったら 是非 チオンと代わりたいわぁ だって 夜はシンちゃんやトモちゃんが 『お水飲みたい』 とか 『おしっこ』 とか 起こされるでしょ? 何回か起きては寝かせるでしょ? 朝まで眠れることなんて無いよ 朝起きたら弁当作りながら 朝ごはん作るでしょ? 作って食べたら 鍋茶碗洗わないといけないじゃない 計算してみよか? 茶碗6枚 皿 お椀 6枚 コップ湯呑 6個 鍋フライパン2個 水筒2個 弁当箱は 夏休みは1個 全部で最低24枚(個) それが 一日 3回だから 24枚(個) × 3回 で 74枚(個) 洗ってはしまい 出しては洗い またしまう 洗濯も 一人 下着パンツシャツ 4枚 × 6人で 24枚 それと水着に体操服 入れて 一日30枚 一日洗わないと 洗面所が大変なことになるのは知ってるでしょ? それを 洗って 干して 畳む しまう の 4作業 掃除も 家の中だけじゃないよ 本堂の掃除 本堂の玄関周りの掃除 トイレ 5室の掃除 庭 駐車場 お墓の掃除 草取り 花活けも結構 たいへんなのよ~ 特に夏場は 電話の応対に 来客の応対に 寺務 ざっといつもの ルーティンよ どう? ねえ、 勉強でもいいから 自分の事だけやって一日過ごしてみたいなぁ おかあさんも! 」 次女 ・・・・・ 「 よろこんで 勉強だけ させていただきまぁ~す! 」 と、 だだだ~~っと 2階へすっ飛んで逃げて行った 子どもの時は いろんなものが 見えていないものだ もちろん、 わたしの10代なんて 彼女と同じか もっと 見えていなかった 親にはさんざん 屁理屈をぶつけもし わがままな事を言ったし 思ったものだ 年を重ねて いろいろと 今 この目で見えているものの裏側も 見えることもあるけれど 年を重ねたからといって 必ずしも 誰もが ものが見えるようになる訳でもないようだ、 と知るようにもなる 「自分はもう随分ものが見える(わかる)ようになったようだなぁ」 なんて顎が上を向くと 「 が~~ん 」 と まだまだ未熟者を痛感する出来事に遭遇することもある わたしが同じことをしても 「 そんなに・・・」 と思うほど 頭を下げてくださる人もあれば 気が付きもしない人もいる 他人に頭を下げる時には ちゃんと損得で計算している 世間では頭がいいと言われる人も いる 我が家のお姉ちゃんたちは 『まだ』 なのか 『もう』 なのか そろそろ親から離れていく準備に入っているようだ 当然 しあわせに なって欲しいと願う どんな人がしあわせ? 「 ありがとう 」 のわかる人 かな? 「 させていただく 」 の気持ちで事に当たれる人? 「 おかげさま 」 のわかる人 かな? 最近は そんな 目には見えないけれども 彼女たちがしあわせに生きていくために もっとも 必要だと思われることの意味を 言葉で教えないといけない場面が多くなってきて 未熟者のわたしは 頭を抱えることも増えたけれど これも ありがたいご縁だなぁ とも思うのだ 目に見える事よりも 見えない事の中に大事なことは隠れているものだから 目に見えないものを より確かに理解するには 何回もこうじゃないの?と思うことに当たってみて 失敗して 「 原因は何? 」 と 思い続けること すぐに答えを見つけたいけれど すぐに見つかる答えなんか 大したことじゃ無いんだとわかること 言っても分からんことは じっと黙っていないといけない時もあること 反対に みっともなかろうと 本気で対立してみせないといけない時ってものも あること 彼女たちに 伝えようと思ってどう言えばいいのか かんがえるとき その一瞬のときに 真剣勝負で当たらざるを得ない場面がある ( と私は思い込んでいる ) 「 お母さんも いいかげんじゃん 」 と 娘らに逃げられないように そうすると 「 あれ? あんまり お母さんもわかってなかったんだね 」 とか 「 あれ? 今 お母さん いい事言ったよね 」 と またびっくりしたり とか 言ってみて 自分で気が付くことも 多い とは言っても 昔のわたしと同じで どんなに こちらが 真剣勝負と ぜぇぜぇしながら言葉を吐いても 今の彼女たちには わからないことなんだけれども 聞いた事の一つや二つは 彼女たちの人生で 「 あっ 」 と思い出して実感することもあるだろう 「 たいへんだ 」 と思える事は ご難題様だ と ありがたいことなのだ と 富山の 「なまんだぶ」の お年寄りから教えてもらった言葉 子どもを 育てさせていただいて 一番 育てられているのは もしかしたら わたし なのだろうね さて さて、 つまらんわたしの独り言を長々読ませてしまってすみません 夏休みの 「 お寺で朝ヨガ 」 は 親子でご参加の方もいらっしゃるようで ママとしては きっとわたしが最年長クラスですが お仲間にしてくださいませ 子育てに頭を抱えることも きっと 似た経験もありましょう いろいろ お話しもできればいいですね もう子育ては終わった方は また思い出しながら ご参加くださいませ 子どもはいない方は 若い世代との交流を 是非たのしんでくださいませ みなさまのご参加を たのしみにお待ちしています なもあみだぶつ
by shinwoyorokobu73
| 2016-08-03 23:38
| 行事
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