きょうのタイトルを 『 吹き飛びそうな緑の日 』 にしようかと思った
きょう 『緑の日』 こんなに強烈な風に吹かれても葉っぱはほとんど落ちません 散っていくのは今が落ち葉の季節の黄色くなった竹の葉っぱだけ 朝から風のうなり声がずっと響いています キョウちゃんが部活を始めてから 「子どもが部活をしているから お休みはもどこにも行けない」 というご家族の言葉の意味がはじめてわかりました 昨日も今朝も 4時起きで お弁当を作って 5時半には駅に送る こりゃあ家族旅行もあったものじゃぁないですね 帰りの車を運転しながら 「 わたし 好きでやってるよねぇ 」 と自分に頷く 今 『 とと姉ちゃん 』 で東京の下町の人たちの姿が放送されている わたしには下町の人と言って思い出す女性がいる 築地の下町育ちは 『 とと姉ちゃん 』 よりも口が悪く 大きな体だが しかし 口のわりに気は小さい小心者のようだった 男女や先輩後輩に厳しい九州の田舎で育ったわたしは ちょっと年上の 吐いて捨てるような口調の彼女と話すと 普通の会話でも怒られているようで 小さくなっていた そんな彼女との会話の中で シンちゃんを産んで一年くらいの時で 「 睡眠不足と加齢でヘトヘトなんですよ 」 と何気なく言ったことがあった 「 じゃあ 産まなきゃよかったじゃん 」 即座に返ってきたその言葉に わたしは一瞬凍りついた 同時に 猛烈に腹も立ったのだった その時は いろいろ いろいろと 彼女がなんでそんなことを平気で言うのか 自分に都合の良いように理由を考えたけれど 結局は他人の心の中はわかろうはずもなく ただ、彼女が残した 「 じゃあ 産まなきゃよかったじゃん 」 という言葉だけが 今は よけいな感情を剥ぎ落して残った 夜の休日急患の病院に走る時 今日のように 早朝 車も少ないバス通りを娘を送って駅へ急ぐ時 夜中に塾の近くで 出てくるチオンを待つ時 インフルエンザにリレーで罹る 睡眠不足の一週間 諸々の大変な時 「 じゃあ 産まなきゃよかったじゃん 」 という言葉がわたしに問うのだった 産まなきゃよかった? 今、ムカついたあの言葉は 弱音を吐きそうな時や 怠けそうになる時に ひょこりと頭に浮かび 私の覚悟を問うのだった その問いに 今朝も 車の中で呟いたのだった 「 わたし好きでやってるんだよねぇ 」 じゃあ やらなきゃ良かったじゃん じゃあ 捨てりゃあいいじゃん じゃあ 辞めればいいじゃん じゃあ 諦めればいいじゃん ムカつく言葉や出来事には 何か自分に欠けているか気が付かない大切な事が隠れている 私は何に引っかかっているのか 水に流さず じっと胸に持っていたら 結局 その時彼女に一言も返せなかった 弱くて甘えていた私が浮き出てきた しかし そんなへっぴり腰な私も 今度こんな言葉に出くわしたら 即座に一言二言 相手と落ち着いてやり取りできるようにと 日頃から 引っかかることを水に流さず よく考えるようになった 時が経った今では おかしなことに 憎らしい彼女の問いのおかげで 大変な時ほど 力が湧いてくる 「 わたし好きでやってますから 」 鼻血が出そうなくらい歯がゆい事でも 腑に落ちて 腹と口が一緒になったら背中が伸びて気持ちがいい 人がどう見ようとも 自分が 『 これ 』 と思った一歩の道を歩ききってみよう これもやはり おかげさまでした なもあみだぶつ
by shinwoyorokobu73
| 2016-05-04 16:23
|
by sinwoyorokobu73 最新の記事
以前の記事
2022年 02月 2022年 01月 2021年 10月 2021年 08月 2021年 03月 2021年 02月 2020年 12月 2020年 08月 2020年 05月 2020年 02月 more... カテゴリ
フォロー中のブログ
最新のコメント
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||