道に迷わないように

一昨日、築地本願寺で『聞法会』がありました

住職は前回の続きの 『 阿弥陀経のこころ 』 の講題でお話しさせていただきました

こちらでお知らせすることを忘れてしまっていて 

お電話いただきました皆さま 本当に申し訳ありませんでした




住職は 4月から またご希望の皆さまと 『 阿弥陀経 』 を読みながら 

そのお心をたどっていきたく 今 準備をしているところでございます

尚、5月には築地本願寺の条例布教を勤めさせていただきます

6月には同じく築地本願寺聞法会において 『 阿弥陀経のこころ 』 をまたお取次ぎさせていただきます 

いずれも次回は早めにお知らせさせいたします


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暖かな日が多くなってきました

虫はまだ少ないのでシジュウカラがこうやってカマキリの卵を食べに来ます

何だか可哀想になって ちょうどオレンジがあったので近くに置いて

そっちに移ってくれないかなあ と眺めていると

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今度はヒヨドリがシジュウカラを追い払って独り占めしてしまいました

虫や鳥達の生き残りをかけた日常も厳しいですね




毎日急に冷たい風が吹いたり 温かな風が吹き荒れたり

季節も変わり目になったなと感じるここ数日

つい忙しさにいろいろ忘れることが多くて困りものです

花粉の影響もそろそろ出始めましたね




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昨年のちょうどこんな季節の土日に

手編みらしき白い毛糸の帽子とマフラーにオレンジ色の上着の女性がお見えになったことがありました



「ピンポーン」 本堂の戸を開けると 50~60歳くらいの女性が立っています

「 こちらの本堂にお参りさせていただけますか 」 とその女性は丸いメガネの奥の

かわいらしい目を三日月形にしてにっこりと話しかけてきました




ひょっこり訪ねて来た方に警戒がまったくないかというと嘘になります

昨今の世の中の様子から 「 大丈夫かなあ 」 と一瞬考えてしまうこともあるのです

ですが その時は一瞬のためらいもなく 「 どうぞ お上がりください^^ 」 と答えたのでした

なぜでしょうね



女性は 「 ちょっと長くなりますが 私阿弥陀様にお話ししないといけない事があって。

       奥さまは気になさらないで奥へどうぞ 」



と言われても気になりますから お茶を入れて彼女からちょっと離れて

お話が終わるのを待ちました

10分くらいか もっとかかったかもしれない長い時間

彼女はぶつぶつと阿弥陀様に向かって話をされました




「 ありがとうございました お蔭さまですっきりしました 」

終わった彼女はすっきりとした顔で頭を下げました




お茶を進めながらお聞きすると 港南区からわざわざ電車とバスを乗り継いで

2時間かけて来たということでした

「 なんでまた そんなに遠くからうちのお寺なんですか?」 とお聞きすると

「 大変有名な占い師さんから 青葉区の西法寺というお寺に行って

  ご本尊に今までの人生のご報告をしなさい そうすればこれからの人生が開かれますよ

  と言われたんです ほっとしました 」

私は、 占い師さん インターネットで調べたのかなと思いつつも

まあ ご縁あって見えたんだから と話しを続けました




福岡の糸島ご出身で実家は浄土真宗のご門徒だったこと

横浜に住んでもう25年になるけれど 糸島に帰ることは無い事

姉妹の中で一番うまくいかない生活をしてきたこと

娘さんは成人して北陸で働いていらっしゃることなどを話しました



30分ほどひとしきり話してさあ帰りますかという時に
彼女は手提げから一冊の冊子を取り出しました 

 「 これを 置いていきますね 奥さまも勉強になられると思いますので読んでみてください 」

なんと 何か他の信仰を勧めるための本でした



私は彼女に 「 あなたは今 安心した幸せな毎日をお過ごしですか?」 とお尋ねしました

彼女は一瞬きょとんとした顔をしましたが 下を向いて

 「 ここで阿弥陀様に全部話したら これからだんだん良くなると占い師は言っていましたから 」

と応えました


私は 「 私はね お蔭様で毎日安心できる教えに支えられて過ごさせていただいています

      だから このご本は必要ないです ごめんなさい お持ち帰りくださいね 」 



そう私が言うのを聞くと 彼女は小さな声で 

「 それでも この教えが一番本当のことを言っているんですよ 」

とつぶやいて帰っていきました





本堂の入り口で靴を履く彼女の足元を見ると

長めのスカートの下にはジャージを履いていてちぐはぐな恰好であったことに気が付きました





きちんと頭を下げて帰っていかれる彼女に 私も深く頭を下げました





あの人の言うこと この人の言うこと いろいろ渡り歩いて

良いことがありそうな話には直ぐ乗って・・・・・・

目的地の無い人生だったら  

私も同じように いろいろな所をふらふらと彷徨って生きていたかもしれない

彼女の姿を見送りながら 背中が寒くなるようでした






誰でも迷いの多い人生です

心が安らかに 道に迷わないように 

善き師 善き朋 善き教えに出会うことが大切に思ったのでした





                                                 なもあみだぶつ






  

 














    
by shinwoyorokobu73 | 2015-02-28 16:53 | こんなこと | Comments(0)
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