お寺でお葬式

今年の冬は 何故か 「 お寺でお葬式が出来ますか?」

というおたずねをなさる方が続きました



もちろんできますお寺ですから でも 

うちのご本堂はお天気のいい日はサンルームのようですが冬曇りの日は

昼間でもキーンと やっぱり寒いのです

通夜の始まる夕方はそれはそれは寒いのです

「 いいのですか?」 と尋ねるとみなさん 「 大丈夫です参列も2~30人と思いますから 」

でも 控室も無いので 出棺の花入れの時なども別室で待つこともできないですよ・・・・・




いいと言われてもやっぱり心配でストーブをあっちに置いたりこっちに動かしたり・・・・・

本当に2~30人かしら・・・・・多かったら駐車場に車が入りきれないんじゃ・・・・・

お参りのみなさんの大切な時間を嫌なお気持ちにさせやしないか心配ばかりしていました


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みなさんが火葬に向かわれた後 ほぉ~っとしながら本堂に行くと

ストーブの周りに 椅子がまあるく写真のように並べられていました

お身内の方 ご親戚が 火の近くに集まってお話をなさった後の景色でした



心配しましたが 阿弥陀様の前で すべてが進められて

住職のご法話は通常より 「ちょっと長く」ということで ゆっくりと


終って やっぱり足りない所はたくさんあったと思いますが

もしかしたら ちょっと昔 一世代か二世代前まで当たり前に行われていたような

お寺とご門徒が近くて 手と手の温もりのあるお葬儀であったのかも・・・・・・

このまあるく並んだ椅子を見て そんな気がしました




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物を作るお仕事をなさっているご夫婦のお式では 

お母様の棺を出棺の為 支えて階段を降りて行くときに

「 ドラマチックだなあ と思って降りました 」 と後日仰いました

住職と随分とゆっくり生まれた土地の事や お母様の里の話をなさいました




また 別のお式では

ご長男が高校生の時に夫を亡くし 息子3人を女手一つで育て上げたお母様。

その息子さん達が 東北から高齢になったお母様を横浜に呼んで

長く一緒に暮らしておられたのです 

この冬に往かれた 東北魂で愚痴一つ吐かなかった朗らかなお母様を思って

「 本当に・・・・・感謝の気持ちしかありません 」 と涙を流されました





通夜の席では参列の方が 「 ご住職 私の時 ( 葬儀 )も こんな感じで宜しく 」 と

涙の中にも笑いを誘っておられました





なにも無い時には こんなに寒い中を集まるはずのない人々が集って 

共に法に耳を傾け 涙を流し 笑い ほどけて 口に慣れないお念仏をされるご様子は

故人となられた 仏様が 後から来る者のために

早速 縦横無尽に はたらいてくださっているようでありました



                                                
                                                なもあみだぶつ



 < 3月のお彼岸法話会 >
         


 日時  3月 30日 (月)  13時30分~
         
 講師   内 藤 昭 文 師   浄土真宗本願寺派 司教

                               大分県中津市  法行寺住職
by shinwoyorokobu73 | 2015-02-24 13:14 | Comments(0)
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