わからん、わからん

子供の頃、うちで法座が勤まると
ちょっと離れた地区から息子さんの車で送ってもらってお参りのおじいさんがいらした。


いつも車から降りると、

「 どうもありがとうござんした。 気を付けて帰ってよ。 」

と丁寧にお礼を言って、深々と頭を下げなさって、

息子さんの車が見えなくなるまで見送るおじいさんだった。

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息子さんにあまりに丁寧な様子を不思議に思ったわたしは、

「 お母さん、あのおじいさん、なんで子供に頭を下げると? 」

何度か母に尋ねたことがあった。




あれから少し年を重ねて

いろんな経験をさせてもらって、

あの頃のあのおじいさんと同じ教えに 今の私が耳を傾けていると、

あの姿の後を追わせてもらっとると思えて 

安心して失敗し、転んでもまた起きて年を重ねていくことができている。



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日曜日に 『 歎異抄 』 を皆さんと読ませていただいていますが、

今回は皆さん、「 宿業 」 や 「 強縁 」 「 宿縁 」 という言葉に

思いが強く引かれておられました。




以前ご法話の後に 「 縁ってなに? まったくわかんないんだけど! 」

ある方からお電話で尋ねられたこともありますが。





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私たちが意識していようがいるまいが 撒いた種、持っている種(因)は環境(縁)が整えば

ある時表面に芽を出す(果)。

その出てきた結果もまた次の種(因)となる。

もちろん、環境(縁)が整わなければ、種(因)からは芽(果)は出ない。






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心がどうにも治まらないこともおこりますね。


「 なんで私だけ? 私よりひどい人はほかにも山のようにおるやん! 

  なんで私にだけこんなことが降りかかってくんの! 」


絶対に治まらなくて腹が立って狂いそうなこともおこりますねえ。





このどうしようもない事の原因を私の内側に見ていくのが仏教。

( だんだん「 悪人正機 」 や 「 善あくの二つ総じてもて存知せざるなり 」 といった言葉に
  近づいています。)




まだまだ4回では終われません。




もうちょっと続けましょう、となりました。




次回は 11月17日(日) 13時半より。 

その次は 11月24日(日) 13時半より。




皆さん、「わからん!」でもここは投げずに頑張りましょうね!



                                            なんまんだぶ!



追記   11月10日 (日)  14時から  「 おみがき 」 をいたします。

       ぴかぴかの欄間が入ったら、次はお輪灯のくすみが気になります。

       お手伝い出来る方は どうぞよろしくお願いいたします。 





追記の追記      きょう日曜日の続きを話しに見えた方が、


             『 ご住職、

               「  明日は歎異抄講座があるから今日は飲むまい、

                  と固く思っていたんですけどねえ、

                  私の宿業の促す所によってまた飲んでしまいました。 」


                っておっしゃってましたよねえ。(笑、笑)

                いい宿業ですねえ。 (笑) 』


              って、私はその時席を外していて聞いてなかった。


              それも宿業かいな。 そこは煩悩やん。^^

              
by shinwoyorokobu73 | 2013-11-06 09:39 | 行事 | Comments(0)
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