『舟を編む』を観たいな・・・

天気は上々な連休。



お寺はこんな感じで

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工事中。


いつもちょっとずつしか整備できませんが、
今回は駐車場を。


砂利にしていると結構みなさんズリッと滑られるので、
お怪我の心配や車の出入りが不便だったりしてハラハラしていたのです。





子どもたちはこんな感じで

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どれとどれが我が子だか・・・・

どこにも出かけない連休を満喫しています。




わたしも
お弁当にうなされない朝を満喫しつつ
みんなのジーンズさえすぐにカラッと乾いてしまう洗濯日和に
鼻歌さえでてきます。
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そんな今朝のテレビで松田龍平(?)さんが
辞書の編纂に情熱をかける出版社の方たちの映画
『 舟を編む 』の宣伝をなさっていて

「 言葉というのは『好き』という言葉にもいろんな形の『好き』があって
  この気持ちはその『好き』ではなくてこういうことなんだよ、
  と人に伝える時に新しい言葉というのは生まれるんですよね。
  言葉って人とつながることなんですよね。」

といったことを話していらっしゃるのが妙に耳に残ったのです。






長くなりそうですが、

先日の保育園の懇談会で娘のクラスには園長先生が同席されました。

 
 その中で 「 家の子は4歳クラスの時に週に2日、いや3日は必ず
         お着替えの袋におしっこをしたままのパンツが入っていました。
         家で袋を開けるとモワーンと臭うんです。
         どうして 『トイレに行きますって言えないの?』と
         わたしは子供の気持ちを考えるよりも怒ってしまうんです。
         どうしてだかいつもそうなんです。」

そう涙ながらに悩みを話すお母さんがいらっしゃいました。


 

 園長先生は

      「 お子さんのお漏らしと言うのは
        情緒が不安定な子に往々にしておこるものなんです。

        大人になってもお漏らしする人間はいませんから、
        お母さん そんなに気にしないで。」

そう言われました。




 『 情緒が不安定 』 そのことばにその場にいたわたしも
               他のお母さん達もちょっと反応しました。

               いつも園長先生は
               「お母さんの心はお子さんに伝わるんですよ」
               とおっしゃいます。
               
               子どものお漏らしはお母さんが安定してないからなんですよ。
               そう冷静に説明された気がしたから・・・・

               最近の保育園には教育に力を注ぐところもあって
               小学校に上がる前にはお手紙くらいは書けるようになっていなくてはおかしいと
               塾並みのお勉強の日もある。
               母の味は大事です とお弁当の日もある。
               制服の日と体操服の日があって
               持ち物もその日によって間違えないように気をつけないといけない。
               保育士の先生との記録も結構たいへんな量書かないといけない。
               もちろんそれだけのことをするのは先生もたいへん。
               
               小さい時はしょっちゅう病気もする。
               病院にはやっぱりお母さんが連れて行くことになる。

                 それらを仕事とともにやるのは・・・・・涙

               (母同志には怒ってしまう彼女のたいへんさがちょっとわかるのでした)
                               

               園長先生の言葉に涙のお母さんはやっぱり笑顔にはなれませんでした。
              
                







11年前北九州で次女を出産する時
一歳半になる長女を近くのお寺の幼稚園に一時預かりをお願いした事がありました。


小さな小さな娘を初めて人に預けることになって、
心配で心配でならなかったのは今では貫禄ある父に成長した住職でした。

午前中の法務を(たぶん)フルスピードで終わらせたこの若き父は、
初めての幼稚園でカチコチになって固まっている長女を
「 いじめられていないだろうか。泣いてはいないだろうか。」と
お坊さんの格好のまま幼稚園に向かい、
園庭のすみから姿を隠しながら見ていたそうです。

そんな新米お父さんの心の不安を見逃さなかったそこの園長先生は

「 お父さん、お父さん、まあまあまあそんな所から見てないで

  ご心配でしょうけど園長室でコーヒーでも飲みながら見て下さい。

  こっちの方がお譲ちゃんがよく見えますよ。

  大丈夫、こどもは結構強いんですよ! 」


と声をかけてくださって 一杯のコーヒーで 
妻のいない間の育児に一人コチコチになっていたお父さんにちょっと深呼吸させてくださったのでした。
夫は『ああ、ここなら大丈夫、お任せしよう』そう思えて安心したようでした。
出産してからそのことを聞いて
ありがたいことだなあとホッとして、心の中で手を合わせたことを思い出します。


新米ママの出産で、オロオロしている新米パパの緊張を
素敵に癒してくださった今は亡き園長先生。
親の笑顔がこどもの笑顔になることをよく知っていらっしゃった。



親が安心することが、こどもの情緒の安定につながることは知ってはいましたが、
大人になっても安心なんて自分でしようと思っても
なかなかそう簡単ではないんですよね。






『 ジョウチョ 』 と 『 情緒 』
目に見えないものを言葉にして、
その意味が腑に落ちて生かしきるというのは大変むずかしい。

ペーパーテストに慣らされている私たちは
『 ジョウチョとは 』 と つい意味をつらつら言えるということに目を奪われがち。


言葉の意味をよく知った上でそれを人との間でどう生かしていくか、
あの亡くなった園長先生のように
『知恵』のある寄り添い方ができる大人になりたいなあ。






『 舟を編む 』 というとちょっと地味目な映画と思っていたけれど、
言葉をもう少しだいじに使ったほうがいいかも・・・・と
観てみたい映画だなあと思ったことでした。


                                             なもあみだぶつ                                           



前回のupではとても雑な文だと思ってちょっと書きなおしました。^^)
by shinwoyorokobu73 | 2013-05-04 17:00 | こんなこと | Comments(4)
Commented by ikko_a_im at 2013-05-05 12:26
こんにちは。
いいお天気のゴールデンウィークですね。
私は仕事ですが・・・(><)

子供たちの情緒不安定のお話に思ったことですが
えっと、お母さんが安定していないのではない・・のですよ、多分。

園長先生も「お母さんが不安定なんですよ」というおつもりで
お話されたのでは無いと思いますよ。
「気にするな」とおっしゃったのは「怒っちゃだめよ」でしょう。

お母さんがニコニコしながら「大丈夫!」と言って抱っこしてあげれば
子供たちは安心するし、安定もするんじゃないかなぁ~と
一回だけだけど子育てしたことのある、おばさんは考えるのですよ。





Commented by shinwoyorokobu73 at 2013-05-05 18:21
ikkoさん こんにちは!!
ごめんなさい、言葉であの雰囲気をうまく伝えられなくて・・・・・

お母さんも「怒っちゃいけないことわかっているんですけど。」
の涙だったのです。いいお母さんなんですよ。

でも、働いていて核家族で、人と比べる情報はたくさんあって、
毎日頑張ってるんだけど
だれも褒めたり愚痴を聞いてくれる人もいないし、
「私がいっぱいいっぱいで悔しい悲しい、
 焦るばっかり」 な涙だったのです。

今、わたしよりうんと若いお母さん達は結構頑張り屋さんで、
お母さんこそが「大丈夫よ、あなたは頑張ってるね。」
って言ってくれる人が欲しいんだと思ったんですよ。

ああ~~!!
ikkoさんと会っていろいろしゃべりたい!!
文章がへたで上手く書けない!ごめんなさい。

(ニコニコしたいけど出来ない時もあって・・・・・
 って他人事ではないんですよね。ハハッ^^)



Commented by enjoy-wales at 2013-05-08 06:20
こんばんは!
楽しいリラックスしたゴールデンウィークを過ごされたようで、よかったですね。 私の住むウェールズの春は、例年よりずっと寒かったのですがこの週末は良いお天気に恵まれて、皆外で元気に過ごしました。

そうですね、このお母さんは「大丈夫、心配しないで。よく頑張って偉いね。」と肩を叩いて欲しかっただけかもしれませんね。

小さい子供の面倒を見るのは多分何よりも大変なことなので、当事者のお母さん同士でないと分からない辛さなど、一緒に話したり愚痴を言ったりしてサポートし合うのが大切だといつも思います。

日本の学校に子供を行かせたことがないので色々と言えませんが、小学校に上がる前に手紙を書けるようになったり、お弁当の日があるだなんて、スゴイと言うか大変そうだなぁ!と思いました。

うちの長男はシュタイナー学校に7歳まで通っていましたが、そこでは次の読み書きは7歳までさせないんですよ。
今13歳になりましたが、読書の大好きな子供に育ちました。

子供にはやっぱり元気で子供らしく、笑っていて欲しいですね。
Commented by shinwoyorokobu73 at 2013-05-10 18:07
walesさんこんばんは^^

シュタイナー学校、ゆっくりと子供の育ちを見つめられる
きっとホッとできる学校だったでしょうね。お子さんしあわせですね。
(私も昔ずいぶんシュタイナーの本を読みました^^)

こちら日本にもたくさんそういった所は有るのだと思いますが、
最近は少子化や幼保一体化が進んできていて
経営を考えて早期教育をうたうことで他の園との差別化を
計る所が増えています。保育園はあまり選ぶことができないので
ちょっと困るのです。

それぞれの時代や国で親はいろいろ悩んだり壁にぶち当たったりして
こどもを育ててきているのでしょうけど、
「イギリスの空の下のお母さんたちもそうなのかあ」と思うと
ちょっと視界が広がって心が緩みます^^

お互いに笑顔の子育てでいきたいですね。




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