年末年始に続き、
親鸞聖人のご命日の御正忌法要が京都の本願寺でお勤めされる 1月9日から16日という期間というのはなんとなく落ち着かないものです。 ですから1月16日が過ぎるとちょっと気がゆるむ感じがします。 佐賀のわたしの実家では1月15日の夜は大逮夜と言い、 ご門徒の方々が本堂に何十人かお参りくださって みんなでお正信偈をお勤めしておりました。 そこで、いつもしんしんと冷える本堂で佐賀んもんで口の重い父がいつも同じようなことをいうのです。 「 この1月15日には・・・・・・・・日本全国のご門徒が・・・・・・・・・・ こうやって 宗祖親鸞聖人を偲んで・・・・・・・・・おられることと・・・・・・・・・・・・ 思います。 」 ボツリ、 ボツリ、 と話します。 が、 ご門徒のおばちゃんもおじちゃんも、毎年じっと聴き入って下さってました。 今思うと心を聴いてくださっていたのかな?と思います。 今の時代は心がゆっくりと立ち上がるのを待つ余裕がなくて 言葉だけがぺらぺら、ぺらぺら浮いているような感じがするので、 今更ですが口下手な父のあのお決まりの 『 間 』 はかえって嘘が無いように感じられます。 今年もあちらではみんなで昔から変わらない時を刻んだ事でしょう。 毎年とてもとても寒いけど、みんなでジンとあたたかい時間。 そして、実家では9日から16日は精進料理でした。 「子供はお腹がすくのでかわいそうだ」 と父が言うので その私たちの料理にはちょっとだけお肉が入っていましたね。 写真は現在の我が家の精進レシピの一つ。 精進ピザです。 一つはトマトにアスパラスライスにバジルペーストにチーズ。 もう一つはコーンと薄揚げと小葱とチーズ。 子供達が小さいのでこんなメニューも入れないと、 私も父が言ったようにかわいそうかな、と。 毎年、この一週間は特に命を頂いていることを しみじみ感じさせてもらう週間となっています。 なもあみだぶつ
by shinwoyorokobu73
| 2013-01-23 14:41
| 行事
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