前にも書いたような。 わたし、安らかな眠りを邪魔されると凶暴化するみたい と。 また、突然鼻の骨をかなづちで殴られたように 頭のまわりを星が飛び散りました。 午前2時。 3女のわたしの鼻へのストレートな頭つきでした。 本人は向きを変えて何くわぬ様子で寝ています。 ↑ 起きているときの無邪気な石頭(いしあたま) いつも胸に抱くように大事にして寝ているのにこの仕打ち。 「ちょっと!もうそっちに離れて寝てよね!」 娘のスヤスヤの様子に腹が立ち、 端っこに異動させ、わたしも反対の端っこに異動。 「これでよし!」 ・・・・・・・ですが鼻は痛くて目は冴えて眠れはしません。 そういえば、 なんていろいろ思い出すことも。 恥ずかしいのですが、 わたしは、独身の頃から結婚してしばらく 寝ていて唸り声や寝言やら歯ぎしりがひどく、 「どうしたんか~、何がそんなにはがいいんか~?」 心配した住職から何度も起こされました。 「言いたい事や、我慢している事があったら言ってくれ」 なんて言ってくれるのですが、本人 自覚がありません。 それが今では住職の眠りを邪魔することなく静かになったようです。 はて、なぜだろう? 考えると、「ホントの事をうけいれる」ことにポイントがあったような。 大丈夫、ほんとのお前の姿はわかっている。 どんなお前でも決して見捨てたりしないから。 安心して任せなさい。 住職からも、お説教の中でも、耳にたこができるほど聞いていたおことば。 でも疑って、「いや、そんな、もうちょっとわたしは善い人なのです。」 「この程度のわたくしではございません。 もうちょいできる女なのでございます。」と・・・ がんばっていたんですねえ~。 昔のわたし。 そんな起きている間の無理と嘘がたたって 夜中の唸り声と歯ぎしりとなっていたと思われます。 今はどうか? できる程度の努力はしますが、 家族は増え、社会での役割も増え、自分の限界も見え、 できる程度がわかってきて、無理もしません。 そのおかげで、嘘もあんまり必要がなくなってきました。 朝の連ドラ「カーネーション」で イト子が「なんでも勉強や」とお父ちゃんに言われますが、 彼女は全く耳に入りません。 でも、ある朝そのことばがストンと胸におちます。 「ほんまやなあ~」 「 こんなわたし 」の身の丈が受け入れられる瞬間ってあるんですよねえ。 阿弥陀様、こんなわたしでも? あとは、「 ありがたいなあ 」だけなのですよね。 なんまんだぶ 「安心してお任せ」のありがたいこと。 頑固な寝言も歯ぎしりも治します。 石頭(いしあたま)のおかげで久しぶりにいいことを思い出させていただきました。 ので、 スヤスヤと寝る石頭(いしあたま)をまた胸に抱きなおし眠りについたのでした。
by shinwoyorokobu73
| 2011-10-25 15:09
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